【ACE】WEB問題集:クラウドソリューションの計画と構成編

WEB問題集

ACE#1(plan-config)

ある SaaS 企業は、コンテナ化された Web API を Google Cloud で運用する予定です。トラフィックは平日昼間にスパイクし、深夜はほぼゼロになります。運用チームはサーバー管理を最小化し、リクエスト数に応じた従量課金を希望しています。最適なコンピュートサービスはどれですか?

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正解:A

正解の根拠

Cloud Run はステートレスなコンテナをフルマネージドで実行し、リクエスト数に応じてゼロから自動スケーリングします。深夜にトラフィックがない時間帯はインスタンス数がゼロになり、課金もリクエスト処理時間のみに発生します。サーバー管理が不要で、運用負荷を最小化しつつ従量課金を実現できる構成です。

サービス比較

項目Cloud RunCompute Engine MIG
ゼロスケール可能不可
課金単位リクエスト処理時間VM 起動時間
運用負荷

不正解の理由

  • B: 固定サイズ MIG は深夜もコストがかかり、従量課金の要件を満たせません。
  • C: 常時 3 台のノードは深夜も課金が発生し、コスト効率が悪化します。
  • D: 最小インスタンス 5 では深夜のアイドルコストが大きく要件外です。

参考:Cloud Run の概要

ACE#2(plan-config)

あるメディア企業は、長期保管が必要な動画アーカイブを Cloud Storage に保存する計画です。アクセス頻度は年に 1 回未満で、復元コストよりも保管コストを最小化したいと考えています。最適なストレージクラスはどれですか?

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正解:B

正解の根拠

Cloud Storage の Archive クラスは、年 1 回未満のアクセスを想定した最も安価な保管オプションです。GB あたりの保管料金は 4 クラスで最低ですが、データ取得時のコストは高めに設定されています。動画アーカイブのように長期保管が中心で、アクセスがまれな用途に最適です。最小保管期間は 365 日です。

サービス比較

クラス想定アクセス頻度最小保管期間
Standard頻繁なし
Nearline月 1 回30 日
Coldline四半期 1 回90 日
Archive年 1 回未満365 日

不正解の理由

  • A: Standard は頻繁アクセス向けで保管料金が最も高く、要件に合いません。
  • D: Nearline は月 1 回程度のアクセスを想定し、要件より割高です。
  • C: Coldline は四半期 1 回想定で、Archive より保管コストが高くなります。

参考:Cloud Storage クラス

ACE#3(plan-config)

あるグローバル金融機関は、複数リージョンで強整合性を保ちつつ、水平スケーラブルなリレーショナルデータベースを必要としています。SQL インターフェイスと ACID トランザクションを維持しながら、ペタバイト級のデータを扱う予定です。最適なサービスはどれですか?

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正解:B

正解の根拠

Cloud Spanner はグローバルに分散した強整合性 SQL データベースで、水平スケーリングと ACID トランザクションを両立できる Google Cloud の唯一のマネージドサービスです。マルチリージョン構成では複数リージョンに同期レプリケーションを行い、99.999% の SLA を提供します。ペタバイト級の金融トランザクションに適した設計です。

サービス比較

項目Cloud SpannerCloud SQL
水平スケール可能限定的
強整合性グローバルリージョン内
SLA99.999%99.95%

不正解の理由

  • A: Cloud SQL のクロスリージョンレプリカは読み取り専用で、書き込みの水平スケールができません。
  • C: Firestore は NoSQL であり、SQL インターフェイスを提供しません。
  • D: Bigtable は NoSQL ワイドカラム DB で、ACID トランザクションを持ちません。

参考:Cloud Spanner の概要

ACE#4(plan-config)

ある開発チームは、低レイテンシでランダム読み書きが必要な高 IOPS の MySQL データベースを Compute Engine 上に構築しています。データサイズは 2 TB で、I/O パフォーマンスを最優先したいと考えています。最適な Persistent Disk タイプはどれですか?

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正解:D

正解の根拠

Extreme Persistent Disk は Google Cloud で提供される最高性能のブロックストレージで、最大 120,000 IOPS をプロビジョニングできます。ハイエンドデータベースワークロードや高 IOPS が必須のシステム向けに設計されており、独立した IOPS スループット指定が可能です。低レイテンシとランダム読み書き性能を最優先する MySQL の用途に最適です。

サービス比較

タイプ最大 IOPS用途
pd-standard~7,500HDD バックアップ
pd-balanced~80,000汎用
pd-ssd~100,000低レイテンシ
pd-extreme~120,000ハイエンド DB

不正解の理由

  • A: pd-standard は HDD ベースで IOPS が低く、高性能 MySQL には不適です。
  • B: pd-balanced はコスト効率重視で、最高性能を求める要件に合いません。
  • C: pd-ssd は高性能ですが、pd-extreme の方が IOPS を独立指定でき優位です。

参考:Persistent Disk タイプ

ACE#5(plan-config)

あるスタートアップは、モバイルアプリのバックエンドとしてリアルタイム同期とオフライン対応が必要です。データはユーザーごとに階層構造を持ち、認証連携も求められます。最適な Google Cloud のデータベースサービスはどれですか?

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正解:C

正解の根拠

Firestore の Native モードはモバイル / Web 向けの NoSQL ドキュメントデータベースで、リアルタイム同期、オフライン永続化、Firebase Authentication 連携をネイティブにサポートします。階層的なコレクション / ドキュメント構造を持ち、クライアント SDK 経由でリアルタイムリスナーを利用できます。モバイルバックエンドの典型的なユースケースに最適です。

サービス比較

項目Firestore NativeBigtable
リアルタイム同期ありなし
オフライン対応ありなし
データモデルドキュメント階層ワイドカラム

不正解の理由

  • A: Cloud SQL はリレーショナル DB で、リアルタイム同期やオフライン機能を持ちません。
  • B: Bigtable は大規模分析向けで、リアルタイム同期機能はありません。
  • D: Memorystore はインメモリキャッシュで、永続データストアには不適です。

参考:Firestore モード比較