WEB問題集
GCPプロジェクトで発生する管理者によるリソース変更操作をGoogle SecOpsに取り込み、IAMポリシー変更を検知したいと考えています。最低限取り込むべきCloud Auditログの種類はどれですか。
正解:A
正解の根拠
IAMポリシーの変更やリソース構成の変更は Admin Activity 監査ログに記録され、デフォルトで有効化されています。SecOps の GCP フィードでは Admin Activity を選択するだけで取り込みが可能です。
| 監査ログ種別 | 主な記録内容 | デフォルト |
|---|---|---|
| Admin Activity | IAM変更、リソース作成/削除 | 有効 |
| Data Access | データ参照/書込 | 無効 |
| System Event | GCP内部のシステム動作 | 有効 |
不正解の理由
- B: Data Read はデータの参照を記録するもので、IAM変更は記録されません。
- C: Data Write はデータの書込を記録するもので、ポリシー変更とは異なります。
- D: System Event はGCP内部の自動操作ログで、管理者操作の検知には不適です。
SecOps で取り込んだログのタイムスタンプが UTC ではなくローカル時刻で記録されており、event timestamp と log timestamp に大きなズレが生じています。最適な恒久対策はどれですか。
正解:A
正解の根拠
ログソース側の変更が困難な場合、Custom parser 内で時刻フィールドに対し timezone を明示してパースすることが推奨される運用です。SecOps のパーサー DSL では convert.timestamp に timezone 指定が可能です。
| 対策 | 適用範囲 | 恒久性 |
|---|---|---|
| Custom parser 補正 | SecOps側で完結 | 高 |
| ログソース変更 | 全システム影響 | 困難な場合あり |
| Reference list | 静的リスト用途 | 不適 |
不正解の理由
- B: 理想ですがソース側の変更は組織横断の調整が必要で、即応性に欠けます。
- C: Reference list は文字列やCIDRの照合に使い、時刻補正の用途ではありません。
- D: Data table はキー/値のルックアップ用で、パーサーの時刻処理は担いません。
ベンダーが提供する Default parser に新しい補助フィールドを追加したいだけで、既存のロジックは流用したい場合に最適な機能はどれですか。
正解:B
正解の根拠
Parser extension は既存のデフォルトパーサーを上書きせずに、追加フィールドのマッピングのみを定義できる仕組みです。デフォルトパーサーの更新も継続的に受け取れます。
| 機能 | 用途 | 既定パーサー更新 |
|---|---|---|
| Parser extension | 追加フィールド付与 | 受け取る |
| Custom parser | 全面置換 | 受け取らない |
| CBN | 構造的正規化 | 非対象 |
不正解の理由
- A: Custom parser はデフォルトを完全に置き換えるため、ベンダー更新の恩恵を失います。
- C: CBN は YAML ベースの正規化で、フィールド追加の局所的な要件には大げさです。
- D: DataTap はログのコピー出力機能で、パース処理は実施しません。
SecOps で社内の特権ユーザー一覧を保持し、UDM 検索やルールから principal.user.userid を照合できるようにしたいと考えています。最適な機能はどれですか。
正解:C
正解の根拠
userid のような完全一致のリスト照合には string タイプの Reference list が最適です。シンプルかつコストが低く、in 演算子で利用できます。
| タイプ | 用途 | 例 |
|---|---|---|
| string | 完全一致 | ユーザーID |
| regex | パターン一致 | ホスト名規則 |
| CIDR | IP範囲 | 10.0.0.0/8 |
不正解の理由
- B: regex は不要に複雑で、平文ID照合のオーバーヘッドが増えます。
- A: CIDR は IP アドレス専用で、userid には適合しません。
- D: Data table は複数列のルックアップ用で、単純な所属判定には過剰です。
SecOps の Data table を活用したい状況として最も適切なものはどれですか。
正解:D
正解の根拠
Data table は複数列の key/value ルックアップを提供し、ホスト名から複数の属性を取り出すユースケースに適合します。YARA-L のルールから join のように利用できます。
| 機能 | 列数 | 典型用途 |
|---|---|---|
| Reference list | 1 | 所属判定 |
| Data table | 複数 | 属性ルックアップ |
不正解の理由
- A: 単一列の所属判定は Reference list で十分です。
- C: CIDR の単一列保持は Reference list (CIDR) が適しています。
- B: 正規表現の集合は Reference list (regex) が標準的です。
参考:Data tables
