WEB問題集
Contoso は、回線の細い支店から Teams の会議に参加する利用者が増えたため、帯域幅が足りない状況で何が起きるかを整理しています。支店では音声中心の打ち合わせが多く、映像は補助的に使われます。
Teams の帯域幅の使われ方について正しい説明はどれですか。
解説
【正解: A】の理由
Teams は、ネットワークの状態にかかわらず最良の音声、映像、コンテンツ共有を届けるように設計されており、帯域幅が足りないときは映像の品質よりも音声の品質を優先します。会話が成立するかどうかを先に守る考え方で、帯域幅に余裕があるときは高音質の音声、最大 1080p の解像度、映像とコンテンツで毎秒 30 フレームまで品質を引き上げます。帯域幅の使い方はもともと控えめで、1.5 Mbps 未満でも HD の映像品質を届けられます。実際の消費量は映像のレイアウト、解像度、毎秒のフレーム数などで変わるため、見積もりでは音声を確実に通せる下限を先に押さえ、映像とコンテンツの分をその上に積み上げて考えます。
【他選択肢が違う理由】
- B: 音声を切って映像だけを残す動作はありません。優先されるのは音声のほうで、映像とコンテンツの品質が先に下がります。
- C: HD の映像品質は 1.5 Mbps 未満でも届けられます。4 Mbps は最高のパフォーマンスの目安であって必須の条件ではありません。
- D: 帯域幅の要件はエンドポイント単位です。1 人が PC とモバイルの両方で参加すると、その利用者には 2 つのエンドポイントが結び付きます。
【参考】
Fabrikam は、大規模な視聴者向けに最適化した Teams のイベントをライブ配信します。本社の大ホールには 300 名が集まり、全員が同じ拠点のネットワークから視聴します。この拠点には企業向けコンテンツ配信ネットワークを導入していません。
視聴者 1 人あたりの帯域幅として見積もる目安はどれですか。
解説
【正解: B】の理由
大規模な視聴者向けに最適化した Teams のイベントをライブ配信するときは、視聴する拠点ごとに十分な帯域幅を用意する必要があります。企業向けコンテンツ配信ネットワークを使わない場合、視聴者 1 人あたりおよそ 2 Mbps で概算するのが目安で、300 名が同じ拠点で視聴するなら単純計算で 600 Mbps 相当の負荷が同じ回線に集中します。1080p の画質で配信する場合は、1 人あたり 3 Mbps に引き上げて見積もります。出席者の多い拠点やネットワークが密集した環境では、企業向けコンテンツ配信ネットワークを導入して帯域幅の使い方を最適化し、視聴の体験を安定させることが推奨されます。
【他選択肢が違う理由】
- A: 1.5 Mbps は、Teams が HD 品質の映像を届けられる帯域幅の目安で、ライブ配信の視聴者 1 人あたりの見積もりには使いません。
- C: 3 Mbps は 1080p で配信する場合に引き上げる値です。画質の指定がないため、まず 2 Mbps を基準に置きます。
- D: 4 Mbps は、ビデオや画面共有で最高のパフォーマンスを狙うときの 1 エンドポイントあたりの目安であって、視聴者向けの値ではありません。
【参考】
Northwind Traders は、Teams の帯域幅を推奨の水準で見積もります。次の表は、最小・推奨・最高のパフォーマンスの各区分で得られる映像とコンテンツの目安です。
| 区分 | 映像とコンテンツの目安 |
|---|---|
| 最小 | ビデオ通話は最大 240p、画面共有のフレーム レートは毎秒 1.875 から 7.5、ラージ ギャラリーは最大 540p |
| 推奨 | ビデオ通話は最大 1080p、画面共有のフレーム レートは毎秒 7.5 から 30、ラージ ギャラリーは最大 1080p |
| 最高のパフォーマンス | 参加者の多い会議や損失の多い環境に対応し、画面共有のフレーム レートは毎秒 15 から 30 |
推奨の区分にあたる帯域幅の値を、対応するモダリティに割り当ててください。
- 1,500/1,500 kbps
- 2,500/4,000 kbps
- 58/58 kbps
- 2,500/2,500 kbps
解説
【正解マッチング】
| モダリティ | 推奨の帯域幅(上り/下り) |
|---|---|
| 音声(1 対 1 と会議) | 58/58 kbps |
| ビデオ(1 対 1) | 1,500/1,500 kbps |
| 画面共有(会議) | 2,500/2,500 kbps |
| ビデオ(会議) | 2,500/4,000 kbps |
【ポイント】
帯域幅の要件は、モダリティと、1 対 1 か会議かの組み合わせで決まります。音声は 1 対 1 でも会議でも同じ値で、推奨は上りも下りも 58 キロビット毎秒と最も小さく、最小では 10 キロビット毎秒まで下がります。会話が成立するかどうかを最優先で守る設計なので、この値だけは確実に確保します。ビデオは 1 対 1 で上下とも 1,500 キロビット毎秒、会議では下りが増えて上り 2,500 と下り 4,000 キロビット毎秒になります。会議では複数の相手の映像を同時に受け取るため、下りだけが大きくなる点が 1 対 1 との違いです。画面共有は会議で上下とも 2,500 キロビット毎秒、1 対 1 では上下とも 1,500 キロビット毎秒です。いずれもエンドポイント単位の値なので、同じ利用者が 2 台の端末から参加すれば 2 台分を見込みます。値は固定ではなく、帯域幅に余裕があるほど品質と使用量が上がり、足りなければ音声を優先して自動的に切り下がります。
【参考】
Adventure Works は、動きの多い映像を扱う制作部門で、Teams のビデオ会議を最高のパフォーマンスの水準に合わせて設計します。参加人数が多い会議でも、高い忠実度の映像を保つことが条件です。
1 エンドポイントあたり見積もるべきビデオ会議の帯域幅(上り/下り、キロビット毎秒)はどれですか。
解説
【正解: D】の理由
ビデオの会議で最高のパフォーマンスを狙う場合、上りも下りも 4,000 キロビット毎秒を 1 エンドポイントあたりの目安にします。この区分は、参加者の多い会議、パケット損失の多い環境、動きの多いコンテンツを想定した水準で、画面共有のフレーム レートは毎秒 15 から 30 の範囲で変化します。ビデオの会議は、最小が上り 150 と下り 200、推奨が上り 2,500 と下り 4,000 キロビット毎秒で、最高のパフォーマンスでは上りも 4,000 まで引き上がります。上りが増えるのは、自分が送り出す映像の忠実度を落とさないためで、制作部門のように送信側の品質が重要な用途では、下りだけでなく上りの容量も同時に確認します。
【他選択肢が違う理由】
- A: 150/200 はビデオ会議の最小の値です。この水準では映像は最大 240p にとどまり、高い忠実度は保てません。
- B: 1,500/1,500 は 1 対 1 のビデオ通話で推奨される値で、会議のモダリティには当てはまりません。
- C: 2,500/4,000 はビデオ会議の推奨の値です。最大 1080p は狙えますが、最高のパフォーマンスの水準には届きません。
【参考】
Tailspin Toys は、3 つの拠点で Teams が成立する最小限の帯域幅を確保します。次の表は、拠点ごとの主な用途と、同時に発生する接続の想定です。
| 拠点 | 主な用途 | 同時に発生する接続の想定 |
|---|---|---|
| 在宅勤務の拠点 | 音声の 1 対 1 通話 | 最大 20 |
| 大阪支店 | ビデオ会議 | 最大 8 |
| 設計室 | 会議での画面共有 | 最大 4 |
それぞれに最も適したものを選択してください。
| ステートメント | 選択 |
|---|---|
|
在宅勤務の拠点で 1 エンドポイントに確保する最小の帯域幅
|
|
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大阪支店で 1 エンドポイントに確保する最小の帯域幅
|
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設計室で 1 エンドポイントに確保する最小の帯域幅
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解説
【正解マッチング】
| 拠点と用途 | 最小の帯域幅(上り/下り) |
|---|---|
| 在宅勤務の拠点 — 音声の 1 対 1 通話 | 10/10 kbps |
| 大阪支店 — ビデオ会議 | 150/200 kbps |
| 設計室 — 会議での画面共有 | 250/250 kbps |
【ポイント】
最小の区分は、通信が成立する下限を示す値です。この水準では映像は最大 240p にとどまり、画面共有のフレーム レートも毎秒 1.875 から 7.5 まで落ちます。音声は 1 対 1 でも会議でも上下 10 キロビット毎秒が下限で、モダリティの中で最も小さい値です。ビデオは会議になると下りだけが増え、最小でも上り 150 と下り 200 キロビット毎秒が要ります。画面共有は 1 対 1 で上下 200、会議では上下 250 キロビット毎秒で、映像より下限がわずかに高く設定されています。いずれもエンドポイント単位の値なので、拠点で同時に発生する接続の数を掛けて回線の容量と突き合わせます。設計室であれば、250 キロビット毎秒に 4 を掛けた分が最低限の目安です。ただし最小の水準は品質を保証する値ではないため、実際の設計では推奨の値を基準に置き、最小は回線が細るときの下限として押さえます。
