AB-100 は、AI とエージェントを業務に組み込むアーキテクトのためのエキスパート級の試験です。公式 Study Guide の 3 ドメインに沿って 500 問を配分し、計画・設計・デプロイの設計判断を日本語で固められます。
本番の試験時間と問題数は公式に公表されていません
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AB-100 は、AI とエージェントを企業の業務プロセスに組み込むソリューション アーキテクトを認定する試験です。Copilot Studio、Microsoft Foundry、Microsoft Power Platform、Dynamics 365 を横断して、「どの要件に、どの仕組みを、なぜ選ぶか」を設計判断として問われます。
生成 AI の導入が、単発のチャット ボットから、複数のエージェントが役割を分担して業務を完遂する仕組みへ移りました。AB-100 は、その仕組みを業務要件から設計し、コストと効果を見積もり、ALM とガバナンスまで含めて運用に載せる力を測ります。Microsoft は本認定を「ソリューション アーキテクト向けの新しい旗艦エキスパート認定」と位置づけています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験コード | AB-100(Agentic AI Business Solutions Architect / 試験 AB-100: エージェント AI ビジネス ソリューション アーキテクト) |
| 認定資格 | Microsoft Certified: Agentic AI Business Solutions Architect(Microsoft 認定: エージェント AI ビジネス ソリューション アーキテクト) |
| レベル | Advanced(エキスパート級)。Microsoft Learn のカタログでは Advanced、公式の認定ページ本文には「このエキスパート認定」と記載があり、認定バッジも Microsoft Certified Expert のものが使われています |
| 合格スコア | 700 / 1000(公式試験ページに「Passing score: 700」と記載) |
| 試験時間 | 公式に公表されていません |
| 問題数 | 公式に公表されていません |
| 受験言語 | 英語のみ(公式試験ページに「Languages: English」、日本語版に「言語: 英語」と記載) |
| 退役日 | なし(現役の試験です。公式試験ページに「Retirement date: none」、日本語版に「廃止日: なし」と記載) |
| 前提資格 | あり。認定の取得には AB-100 の合格に加えて、対象のアソシエイト認定を 1 つ保持している必要があります(下の「前提資格」節に公式の一覧を掲載) |
| 出題範囲の版 | 2026 年 10 月 14 日現在(公式 Study Guide に 「Skills measured as of October 14, 2026」と記載) |
AI を利用したビジネス ソリューションの要件を分析する/ビジネス ソリューションの全体的な AI 戦略を設計する/AI を活用したビジネス ソリューションのコストと利点を評価する の 3 本のサブ目標で構成されます。業務要件の分析から内製・購入・拡張の判断まで、公式 Study Guide の箇条に 1 対 1 で対応させて出題します。
ビジネス ソリューション用の AI とエージェントを設計する/AI ソリューションの拡張性を設計する/事前構築済みのエージェントとアプリの構成を調整する の 3 本のサブ目標で構成されます。Copilot in Dynamics 365 の業務用語とカスタマイズから事前構築エージェントの構成統括まで、公式 Study Guide の箇条に 1 対 1 で対応させて出題します。
AI を利用したビジネス ソリューションの分析、監視、調整/AI を利用したビジネス ソリューションのテストを管理する/AI を利用したビジネス ソリューションの ALM プロセスを設計する/責任ある AI、セキュリティ、ガバナンス、リスク管理、コンプライアンスを設計する の 4 本のサブ目標で構成されます。エージェントの監視とメトリックから監査証跡まで、公式 Study Guide の箇条に 1 対 1 で対応させて出題します。
| 出発点 | 想定時間 | 進め方 |
|---|---|---|
| Copilot Studio / Foundry でエージェントを作った経験あり | 50〜70 時間 | 計画ドメインの ROI と総保有コスト、ALM とガバナンスを重点的に。設計は使い分けの整理から |
| Power Platform / Dynamics 365 の実務経験あり | 90〜120 時間 | エージェントの設計と拡張に時間を割く。Foundry のモデルとツールを先に固める |
| 業務側でAI 導入の企画に携わっている | 140〜180 時間 | 計画ドメインから順に。Copilot Studio を実際に触って用語と画面をそろえる |
AB-100 は合格しただけでは認定になりません。対象のアソシエイト認定を 1 つ持っている必要があるので、どれを取るかを最初に決めます。すでに保持しているなら、その分野が AB-100 の設計判断の土台になります。
業務要件の分析、グラウンディング データの妥当性、ROI と総保有コスト、内製・購入・拡張の判断をそろえます。ここが曖昧だと、設計ドメインの設問で「なぜその構成か」を選べなくなります。
タスク エージェント、自律エージェント、プロンプト応答エージェントの違いと、Copilot Studio と Microsoft Foundry の使い分けを対比で覚えます。モデルとツールの選定条件もここでそろえます。
Model Context Protocol による拡張、コンピューター使用による自動化、Microsoft 365 Copilot のエージェント、事前構築エージェントの構成統括まで、「どこまで作り、どこから既存を使うか」を判断できるようにします。
監視とテレメトリ、テストと検証基準、ALM、責任ある AI とガバナンスは配点が最も大きい領域です。プロンプト操作への対策、データ所在、アクセス制御、監査証跡まで通しで固めます。
AB-100 の認定を取得するには、AB-100 に合格したうえで、対象のアソシエイト認定を 1 つ保持している必要があります。公式の認定ページには、対象として次の 13 の認定が掲載されています。
- MB-330:Microsoft Certified: Dynamics 365 Supply Chain Management Functional Consultant Associate(CloudCamp に問題集あり)
- PL-400:Microsoft Certified: Power Platform Developer Associate
- MB-230:Microsoft Certified: Dynamics 365 Customer Service Functional Consultant Associate
- MB-310:Microsoft Certified: Dynamics 365 Finance Functional Consultant Associate(CloudCamp に問題集あり)
- MB-500:Microsoft Certified: Dynamics 365: Finance and Operations Apps Developer Associate(CloudCamp に問題集あり)
- MB-800:Microsoft Certified: Dynamics 365 Business Central Functional Consultant Associate
- MB-820:Microsoft Certified: Dynamics 365 Business Central Developer Associate
- AI-300:Microsoft Certified: Machine Learning Operations Engineer Associate(CloudCamp に問題集あり)
- AI-103:Microsoft Certified: Azure AI Apps and Agents Developer Associate(CloudCamp に問題集あり)
- AB-620:Microsoft Certified: AI Agent Builder Associate
- AB-210:Microsoft Certified: Dynamics 365 Sales AI Consultant Associate
- AB-410:Microsoft Certified: Intelligent Applications Builder Associate
- AB-250:Microsoft Certified: Dynamics 365 Contact Center AI Engineer Associate
AI-500 は Azure 上でマルチエージェントを実装するエンジニア向け、AB-100 はビジネス アプリケーションを含む全体を設計するアーキテクト向けです。同じ「エージェント」でも、AI-500 は作り方、AB-100 は「どの仕組みをどの要件に当てるか」を問います。
MB 系は Dynamics 365 の開発や業務コンサルティングのアソシエイト資格で、いずれも AB-100 の前提資格の対象です。MB 系で業務アプリの土台を固めてから、AB-100 で AI とエージェントを乗せる設計に進む流れになります。
- Dynamics 365 の実務から:MB-310 または MB-330 → AB-100
- 開発から進める:MB-500 → AB-100
- Azure の AI 開発から:AI-103 → AB-100
- 前提資格を満たしている方:AB-100(直接受験)
