WEB問題集
解説
【正解: A】の理由
General-purpose v2 (StorageV2) は最新の汎用アカウント種別で、Blob / Files / Queues / Tables / Disks を統合的に扱えます。Hot / Cool / Cold / Archive ティア、ライフサイクル管理、顧客マネージド キー、プライベート エンドポイント、不変ストレージなどの最新機能を完全サポートします。
【他選択肢が違う理由】
- B. BlockBlobStorage 専用: Premium 層の Block Blob 専用で、汎用ではなく特殊用途のみに使われます
- C. FileStorage 専用: Premium 層の Files 専用アカウントで、Blob 等を扱えず汎用ではありません
- D. 古い v1: 新機能の多くが非サポートで、新規作成は非推奨で v2 移行が推奨されます
解説
【正解: A】の理由
Block Blob は画像 / 動画 / ドキュメント等の汎用オブジェクト保管に最適化され、最大約 190.7 TiB / Blob を扱えます。Append Blob は追記専用に最適化されログ / 監査記録向け、Page Blob は 4 KiB ページのランダム アクセスに最適化され Azure VM ディスクの基盤として使われます。
【他選択肢が違う理由】
- B. 互換的: 内部実装が異なりワークロード特性に合わせて選ぶ必要があります
- C. Block Blob が VM ディスク: VM ディスクは Page Blob ベースで、Block Blob ではありません
- D. Page Blob がログ追記: ログ追記用途は Append Blob で、Page Blob はランダム アクセス向けです
解説
【正解: A】の理由
ZRS は同一リージョン内の 3 つの Availability Zone にデータを同期レプリケートする冗長方式です。ゾーン単位 (データセンター単位) の障害でもデータが保持され、99.9999999999% (12 ナイン) の年間耐久性を提供します。
【他選択肢が違う理由】
- B. LRS: 同一データセンター内に 3 コピーを保持するのみで、ゾーン障害には対応しません
- C. GRS: プライマリ 3 + ペア リージョン 3 の地理冗長で、ゾーン冗長は持ちません
- D. RA-GZRS: GZRS に読み取りアクセスを追加した最高水準で、本問のスコープより広い構成です
解説
【判定: いいえ】の理由
LRS は同一データセンター内で 3 コピーを保持するのみで、データセンター単位の障害には対応できません。「同一リージョン内のデータセンター障害でも継続稼働」という主要要件と直接衝突するため、金融機関のトランザクション ログには不適合です。
【「はい」が違う理由】
ZRS なら 3 つの AZ に同期レプリされ、ゾーン障害でも継続稼働可能で RPO も事実上ゼロです。LRS よりやや高価ですが、機密データ保護とコスト効率の両立として ZRS が最適解となり、LRS は要件適合性で劣ります。
解説
【判定: はい】の理由
ZRS は同一リージョン内の 3 つの AZ にデータを同期レプリケートするため、データセンター障害耐性を完璧に満たします。各 AZ は物理的に分離され独立した電源 / 冷却 / ネットワークを持ち、同期レプリにより RPO は事実上ゼロです。
【「いいえ」が違う理由】
12 ナインの年間耐久性は 7 年間の保管要件にも完全適合し、GRS / GZRS と比べ約 25-40% コストが低いため「コストは抑えたい」要件にも整合します。リージョン障害 DR は別レイヤーで対応する前提のため ZRS で十分です。
解説
【判定: いいえ】の理由
GZRS は ZRS + GRS の最強冗長性ですが、リージョン障害は別途 DR で対応する前提のため地理冗長部分が過剰投資となります。コストは ZRS の約 1.5-2 倍に達し、「コストは抑えたい」要件と衝突します。
【「はい」が違う理由】
GZRS はストレージ単体でゾーン障害 + リージョン障害の両方をカバーしたい超ミッション クリティカル ワークロード向けの選択肢です。本問の要件構成では ZRS で十分にカバーでき、コスト効率の観点から ZRS が正解となります。
解説
【正解: A】の理由
Archive ティアは Blob Storage 最安のティアで、年単位の長期保管に最適です。アクセスには「再ハイドレート」が必要で Standard 優先度で最大 15 時間、High 優先度で 1 時間程度を要しますが、ストレージ コストは Hot ティアの約 1/10 以下に抑えられます。
【他選択肢が違う理由】
- B. Hot: 頻繁アクセス向けで保管コストが高く、長期アーカイブには不向きです
- C. Cool: 月数回アクセス向けで Archive と Hot の中間に位置し、長期保管なら Archive が有利です
- D. Premium: 高 IOPS Block Blob 専用で超低レイテンシ向けのため、アーカイブとは正反対です
解説
【正解: A】の理由
Lifecycle Management Policy はアクセス頻度や最終更新日 / 最終アクセス日に基づいて Hot → Cool → Archive への自動移行や削除を行うルール エンジンです。JSON でルールを定義し Storage Account に関連付けると毎日 1 回自動評価され、手動管理なしでコスト最適化が継続できます。
【他選択肢が違う理由】
- B. 複数リージョン レプリ: GRS / GZRS などの冗長性設定の話で、別概念です
- C. 自動圧縮: Blob 自体に圧縮機能はなく、別途 gzip 等で事前圧縮する必要があります
- D. 暗号化: Storage Service Encryption が標準で適用されますが、Lifecycle Policy とは別機能です
次の各ステートメントについて、Azure Storage に関する記述として正しい場合は「はい」、誤っている場合は「いいえ」を選択してください。
注: 正解 1 つにつき 1 点が与えられます。
| ステートメント | はい | いいえ |
|---|---|---|
LRS は同一データセンター内に 3 コピーを保持し、最も安価だが、データセンター単位の障害には対応できない。 正しい記述です。LRS は単一ファシリティ内で 3 コピーを冗長化するため、データセンター全体の火災や大規模停電には対応できません。コスト効率最優先でデータ重要度が低い用途の選択肢となります。 | ||
GRS (Geo-Redundant Storage) のセカンダリ リージョンへの書き込みは同期的に行われるため、RPO は常にゼロである。 誤った記述です。GRS のセカンダリ リージョンへの書き込みは非同期で、RPO は通常 15 分以内ですがゼロではありません。同期レプリが必要な場合は ZRS を選択するのが標準です。 | ||
Blob Storage の Archive ティアは即時アクセス可能で、Hot ティアと同等のスループットを提供する。 誤った記述です。Archive ティアは「再ハイドレート」が必要で、Standard 優先度で最大 15 時間、High 優先度で 1 時間程度を要します。即時アクセスが必要なら Hot / Cool ティアを使用します。 |
次の各ステートメントを完成させるために、最も適切な Azure Storage サービスを選んでください。同じ選択肢は 2 回使用できません。
| ステートメント | 選択 |
|---|---|
画像 / 動画 / バックアップ ファイルなどの非構造化データを大量保管する最適なサービスは [ ] である。 Blob Storage はオブジェクト ストレージで、テラバイト〜エクサバイト規模の非構造化データを Hot / Cool / Cold / Archive ティアで効率保管できます。Lifecycle Management で自動コスト最適化、CDN / Front Door 連携で高速配信も実現します。 | |
Windows / Linux VM に SMB / NFS でマウントできるマネージド ファイル共有は [ ] である。 Azure Files は SMB 3.0 / NFS 4.1 でマウントできるフルマネージド ファイル共有です。オンプレ Windows ファイル サーバの代替や複数 VM 間の共有、Active Directory 認証統合、File Sync によるオンプレ双方向同期もサポートします。 | |
アプリケーション コンポーネント間の非同期メッセージングを実現するシンプルなサービスは [ ] である。 Queue Storage はクラウド ネイティブな非同期メッセージング サービスで、送受信を時間的に切り離すデコップル設計に最適です。メッセージ サイズは最大 64 KB、保持期間は最大 7 日で、より高度な機能が必要なら Service Bus を併用します。 |
