WEB問題集
解説
【正解: A】の理由
SLA (Service Level Agreement) は Microsoft が各サービスの月間稼働率を顧客に約束する公式契約です。目標未達の場合はサービスクレジットとして請求額の一部が還元され、可用性の責任分界点を明示します。
【他選択肢が違う理由】
- B. 価格契約: コスト見積もりは Pricing Calculator や Azure Reservations の領域で、SLA は価格ではなく稼働率を扱います
- C. クォータ契約: リソース数上限はサブスクリプション制限で管理され、SLA とは別の概念です
- D. サポート応答時間: サポート応答は Support Plan が規定し、SLA とは別契約となります
解説
【正解: A】の理由
年間 8760 時間に対して 99.9% は約 0.1% つまり 8.76 時間のダウンタイムを許容し、99.99% は約 0.01% つまり 52.6 分に制限されます。一桁ナインを追加すると許容時間は 10 分の 1 となり可用性は飛躍的に向上します。
【他選択肢が違う理由】
- B. 1 時間と 6 分: 数値が誤りで、99.9% の許容時間は約 8.76 時間です
- C. 87.6 時間: 87.6 時間は 99% の許容時間で、99.9% と混同しています
- D. 10 分以内の差: 実際には約 8 時間以上の差があり同等ではありません
解説
【正解: A】の理由
直列依存の Composite SLA は各コンポーネントの稼働率を掛け合わせて計算します。0.999 × 0.999 ≒ 0.998 で約 99.8% となり、依存関係が増えるほど全体可用性は低下する性質があります。
【他選択肢が違う理由】
- B. 99.99%: 直列接続では稼働率は乗算で低下し、向上はしません
- C. 99.9% のまま: 複数依存の場合に個別 SLA がそのまま維持されることはありません
- D. 99.0%: 計算上 99.8% であり、99.0% まで低下しません
解説
【判定: はい】の理由
App Service Premium V3 のゾーン冗長は Availability Zones に分散配置することで SLA 99.99% を提供し、Azure SQL Database の Auto-failover Group は複数リージョン間で自動フェイルオーバーを実現します。両者の組み合わせで目標 SLA を満たせます。
【「いいえ」が違う理由】
ゾーン冗長は単一データセンター障害を吸収し、Auto-failover Group はリージョン障害時も自動切替を行います。SLA とリージョン障害耐性の両要件を満たす推奨アーキテクチャです。
解説
【判定: はい】の理由
Azure Front Door はグローバル L7 ロードバランサーで、複数リージョンのバックエンドへトラフィックを分散し、リージョン障害時には自動的に正常なリージョンへフェイルオーバーします。マルチリージョン展開と組み合わせれば 99.99% 以上の可用性も実現できます。
【「いいえ」が違う理由】
Front Door はヘルスプローブでバックエンド稼働状況を監視し、不健全なリージョンを自動除外します。広域障害耐性とグローバル展開を同時に満たす設計です。
解説
【判定: いいえ】の理由
単一リージョン + 単一インスタンス構成ではリージョン障害発生時にサービス全体が停止し、99.99% の SLA もグローバル展開要件も満たせません。冗長化が欠如しているため目的に反する設計です。
【「はい」が違う理由】
コスト最小化は達成できますが、可用性と障害耐性の要件を犠牲にしています。ゾーン冗長やマルチリージョン展開なしでは 99.99% SLA は実現できません。
解説
【正解: A】の理由
並列冗長化では両方が同時にダウンする確率 (0.001 × 0.001 = 0.000001) のみがダウンタイムとなり、合成稼働率は約 99.9999% となります。冗長化によって可用性は劇的に向上する性質を示します。
【他選択肢が違う理由】
- B. 99.9% のまま: 冗長化により向上するため、変化しないわけではありません
- C. 99.8% で低下: 直列接続の計算式であり、並列冗長化とは異なります
- D. 50% に半減: 並列化は稼働率を低下させず向上させる仕組みです
解説
【正解: A】の理由
Azure の Region Pair は地理的に分離されたペアリージョンで、Auto-failover Group は Azure SQL Database を複数リージョンに同期し、障害時に自動フェイルオーバーします。広域障害でも事業継続を実現し SLA を強化します。
【他選択肢が違う理由】
- B. Availability Set のみ: 単一リージョン内のラック障害耐性であり、リージョン障害には対応しません
- C. リソースグループ複数化: リソースグループは論理的な管理単位で可用性向上機能を持ちません
- D. サブスクリプション複数契約: 契約数は SLA や障害耐性に影響しません
解説
【正解: A, B, C】の理由
Free Tier やプレビュー サービスには SLA が提供されないのが原則です。Composite SLA は直列依存で乗算により低下し、並列冗長化では同時停止確率のみが残り稼働率は向上します。これらは SLA 設計の基本原則です。
【他選択肢が違う理由】
- D. 一律 99.99%: 各サービスや SKU ごとに SLA は異なり、99.9% / 99.95% / 99.99% など多様です
- E. プレビューに SLA: Preview / Beta 段階のサービスには通常 SLA が適用されません
次の各ステートメントを完成させるため、最も適切な選択肢を選んでください。同じ選択肢は 2 回使用できません。
| ステートメント | 選択 |
|---|---|
App Service Premium V3 のゾーン冗長構成の SLA は [ ] です。 App Service Premium V3 は Availability Zones に分散配置するゾーン冗長を有効化することで 99.99% の SLA を提供します。高可用性が必要な本番ワークロード向けです。 | |
Virtual Machine 単一インスタンス (Premium SSD) の SLA は [ ] です。 単一 VM インスタンスで OS / データディスクを Premium SSD で構成した場合の SLA は 99.9% です。可用性を高めるには Availability Zones や Set への配置が必要です。 | |
App Service Free Tier の可用性保証は [ ] です。 App Service の Free / Shared プランは無料または極めて低コストで提供されるため、Microsoft は公式な SLA を提供しません。本番用途には Basic 以上の有償プランが推奨されます。 |
