WEB問題集
正解:D
正解の根拠
AWSクラウドアーキテクチャの設計原則では、ワークロードを小さなコンポーネントに分割(セグメント化)してモノリシックな単一障害点を避けることが推奨されます。マイクロサービス化により障害分離・独立スケール・デプロイ独立性が得られ、信頼性とアジリティが向上します。
設計原則の対比
| 推奨 | 非推奨 |
|---|---|
| 疎結合 | 密結合 |
| セグメント化されたサービス群 | 単一巨大コンポーネント |
| 頻繁で小さく可逆な変更 | 稀に大規模変更 |
不正解の理由
- A: 密結合は障害伝播やデプロイ独立性の喪失を招くため明確に非推奨です。
- B: 単一コンポーネント設計は単一障害点と肥大化を招き、推奨原則に反します。
- C: 大規模で稀な変更はリスクが高く、推奨は頻繁で小さく可逆な変更です。
正解:D
正解の根拠
アジリティ(Agility)の運用上の利点は、最小限の労力でリソースを迅速にプロビジョニング・解除できる能力です。実験コストとリードタイムが大幅に減り、新サービスを数分で立ち上げ不要なら即削除できるためビジネスのスピードと俊敏性が向上します。
クラウドの利点比較
| 利点 | 説明 |
|---|---|
| アジリティ | 素早い調達・解放による俊敏性 |
| 従量課金 | 固定費を変動費へ転換 |
| 規模の経済 | 大規模利用による単価低下 |
| グローバル展開 | 世界中への迅速な配置 |
不正解の理由
- A: 高可用性は信頼性の観点であり、アジリティの定義(プロビジョニング速度)とは異なります。
- B: 従量課金は財務上の利点で、運用上の俊敏性そのものではありません。
- C: インフラ管理移管は責任共有・運用負荷の話で、迅速な調達能力の説明ではありません。
持続可能性の柱に沿った取り組みとして、最も適切なものはどれですか。
正解:B
正解の根拠
Sustainability の柱は、クラウド利用に伴う環境影響、特にエネルギー消費と効率を最小化することを目的とします。設計原則には「影響の理解」「持続可能性目標の設定」「使用率の最大化」「より効率的な新ハードウェア採用」「マネージドサービス利用」「下流影響の削減」があります。需要に応じ最小リソースで稼働させ、未使用容量を減らす運用は使用率最大化の典型例です。
持続可能性向上の主要施策
| 施策 | 効果 |
|---|---|
| 右サイズ化 | 過剰容量による電力消費を削減 |
| 新世代採用 | ワット当たり性能を向上 |
| S3 階層化 | 使用頻度に応じ低消費帯域へ移動 |
不正解の理由
- A: アイドル稼働継続はエネルギー浪費を生み、使用率最大化の原則と相反します。
- C: 旧世代固執は効率向上の機会喪失で、効率的ハードウェア採用原則に反します。
- D: 全件オンライン保持はストレージ電力を増やし、下流影響削減の方針に矛盾します。
長時間実行のコンテナワークロードをサーバー管理なしで動かしたい場合に最も適した AWS サービスはどれですか。
正解:A
正解の根拠
AWS Fargate は ECS や EKS と統合されたサーバーレスコンテナ実行環境で、利用者は EC2 ノードを意識せずタスク定義のみでコンテナを実行できます。Lambda の 15 分制限を超える長時間実行や常駐サービスに適し、CPU/メモリ単位の従量課金です。
コンテナ実行モデル比較
| モデル | 運用負荷 |
|---|---|
| Fargate | サーバー管理不要 |
| EC2 起動タイプ | ノード管理が必要 |
| Lambda | 関数単位、最大 15 分 |
不正解の理由
- B: EC2 Auto Scaling は VM の自動増減機能で、コンテナ実行プラットフォームそのものではありません。
- C: Beanstalk Worker はアプリ実行環境を提供しますが、背後の EC2 ノード管理が利用者責任となります。
- D: Lightsail は固定価格の VPS 的サービスで、コンテナのサーバーレス実行には設計されていません。
参考:AWS Fargate
あるユーザーがリージョン、アベイラビリティーゾーン、エッジロケーションの違いを学んでいます。次の説明のうち、最も適切なものはどれですか。
正解:A
正解の根拠
AWS グローバルインフラの中核は Region、Availability Zone、Edge Location です。Region は地理的に独立した区画で、複数の物理的に分離された AZ で構成されます。AZ は 1 つ以上のデータセンタの集合で、低遅延な専用ネットワークで相互接続されています。Edge Location は CloudFront 等のコンテンツ配信や DNS 解決を低レイテンシで提供するキャッシュ拠点です。
3 構成要素の比較
| 要素 | 主な役割 |
|---|---|
| Region | 地理的に独立した区画 |
| AZ | 独立電源・冷却を持つ DC 群 |
| Edge | コンテンツ配信のキャッシュ拠点 |
不正解の理由
- B: AZ は単一 DC ではなく 1 つ以上の DC 集合であり、各 Region に通常複数存在します。
- C: Edge Location は EC2 ホスティングや長期保管用途ではなく、配信キャッシュ拠点です。
- D: Region は仮想ネットではなく物理区画で、AZ はサブネット名ではありません。
