LPIC-1 101 の出題範囲(4 つの主題)に沿った WEB 問題集を準備しています。選択式とコマンド入力の問題を、主題ごとのページで解けるようにします。
Linux の環境を用意しなくても、ブラウザの中でコマンドを打って課題を解けます
LPIC-1 は、Linux Professional Institute(LPI)が提供する Linux 技術者の認定資格です。ディストリビューションに依らない Linux の基本操作と管理の力を証明します。LPIC-1 の認定には 101 と 102 の 2 つの試験に合格する必要があり、101 ではシステムの構成・パッケージの管理・コマンドの操作・ファイルシステムを扱います。
クラウドのサーバーやコンテナの多くは Linux で動いています。AWS・Azure・Google Cloud を扱うエンジニアにとっても、Linux のコマンドで状態を確かめ、ファイルやプロセスを操作する力は欠かせません。LPIC-1 はその基礎を体系的に証明できる資格です。
- インフラエンジニア:サーバーの構築と運用の基礎の証明
- クラウドエンジニア:仮想マシンとコンテナの中の Linux の操作
- アプリケーション開発者:開発環境とデプロイ先の Linux を扱う力
- これから IT の仕事に就く人:コマンドラインの基本操作
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験コード | 101-500(Version 5.0) |
| 正式名称 | LPIC-1 Exam 101 |
| 認定 | LPIC-1(101 と 102 の両方に合格して認定) |
| 試験時間 | 90分 |
| 問題数 | 60問 |
| 出題形式 | 多肢選択(単一・複数)、穴埋め(記述) |
| 合格スコア | 500/800(200〜800 点の尺度) |
| 受験言語 | 日本語あり |
| 受験方法 | ピアソンVUEテストセンター / オンライン監督試験(OnVUE) |
| 認定有効期間 | 5年間 |
| 前提資格 | なし |
LPIC-1 101 は4つの主題(23 の項目)から出題されます。項目ごとの重みは合計 60 で、重みが大きいほど多く出題されます。各主題の頻出ポイントを把握して、メリハリのある学習を進めましょう。
- ハードウェアの設定の確認(/proc・/sys・/dev、lspci・lsusb・lsmod・modprobe)
- システムの起動の流れ(ファームウェア・ブートローダー・カーネル・init)と dmesg・journalctl
- SysVinit のランレベルと systemd のターゲット(systemctl・runlevel・telinit)
- シャットダウンと再起動(shutdown・wall)
- パーティションの設計とマウントポイント・スワップ・LVM の基本
- GRUB 2 と GRUB Legacy の設定と再インストール
- 共有ライブラリ(ldd・ldconfig・LD_LIBRARY_PATH)
- Debian のパッケージ管理(dpkg・apt・apt-cache)
- RPM と YUM のパッケージ管理(rpm・yum・dnf・zypper)
- 仮想化・クラウドのゲスト OS としての Linux
- シェルの操作・環境変数・コマンドの履歴
- テキストのフィルター(cut・sort・uniq・tr・sed・head・tail・wc など)
- ファイルの管理(cp・mv・find・tar・gzip・ワイルドカード)
- パイプとリダイレクト(標準エラー出力・tee・xargs)
- プロセスの監視と終了(ps・top・kill・jobs・nohup)・優先度(nice・renice)
- 正規表現(grep・egrep・sed)と vi の基本操作
- パーティションとファイルシステムの作成(fdisk・gdisk・parted・mkfs・mkswap)
- ファイルシステムの整合性(df・du・fsck・e2fsck・tune2fs・xfs_repair)
- マウントとアンマウント(mount・umount・fstab・UUID とラベル)
- パーミッションと所有権(chmod・chown・umask・SUID・SGID・スティッキービット)
- ハードリンクとシンボリックリンク(ln)
- FHS とファイルの検索(find・locate・which・whereis・type)
| あなたの状況 | 想定勉強時間 | 勉強期間の目安 |
|---|---|---|
| Linux を触ったことがない | 80〜120時間 | 2〜3ヶ月 |
| コマンドを少し使ったことがある | 50〜80時間 | 1.5〜2ヶ月 |
| Linux サーバーの実務 1 年以上 | 30〜50時間 | 1〜1.5ヶ月 |
最初に LPI 公式の試験範囲(Exam Objectives)を読み、23 の項目と重み、項目ごとの用語・ファイル・コマンドの一覧を確かめます。範囲は「重要な知識」と「用語とユーティリティ」に分かれて書かれているので、学ぶ対象がはっきりします。
- LPI 公式の学習教材(日本語):learning.lpi.org で、101 の 23 項目すべてのレッスンを無料で読めます。
- man ページ:コマンドのオプションの意味は、man ページで正確に確かめましょう。
- 書籍:LPIC-1 101-500 に対応した対策本で、範囲の全体をひととおり学びましょう。
LPIC-1 101 はコマンドのオプションや表示の読み取りが多く問われます。CloudCamp のコマンド演習は、ブラウザの中の Linux の画面にコマンドを打ち、最後の状態で合否を判定する課題を 100 問収録しています。パーミッション・リンク・パイプ・プロセス・パッケージの操作を手を動かして身に付けられます。
- 1周目:課題を解き、条件ごとの解説と表示の見方を読む
- 2周目:模範と違う手順でも解けるか試す
- 3周目:解説を見ずに、すべての課題を合格させる
本試験は90分で60問、1問あたり1分半が目安です。穴埋めの問題ではコマンド名やファイル名を正確に書く必要があるので、つづりまで覚えましょう。
- 選択式と穴埋めの両方の形式に慣れる
- 間違えた問題の解説を読み、man ページで裏付けを確かめる
- 試験の前日は新しい問題に手を出さず、間違えた問題の見直しに集中する
101 はシステムの構成・パッケージの管理・コマンドの操作・ファイルシステムを、102 はシェルスクリプト・ユーザーの管理・ネットワーク・セキュリティなどを扱います。LPIC-1 の認定には両方の合格が必要です。
LinuC は LPI-Japan が提供する別の資格です。名前が似ていますが、試験の範囲と出題の内容は同じではありません。受ける試験の公式の範囲で学習しましょう。
AWS・Azure・Google Cloud の資格はクラウドのサービスの使い方を問い、LPIC-1 はその上で動く Linux の操作を問います。クラウドの資格と組み合わせると、サーバーの中まで扱える力を示せます。
- インフラエンジニア:LPIC-1 101 → LPIC-1 102 → LPIC-2
- クラウドエンジニア:LPIC-1 101 → CLF-C02 → SAA-C03
- これから IT の仕事に就く人:LPIC-1 101 → LPIC-1 102
