WEB問題集
あなたは小売業の Google SecOps Enterprise Plus テナントを運用しています。グローバル展開する子会社が独自のロゴ、独自のケース命名規則、独自のプレイブックセットを必要としており、本社の SOC アナリストが子会社の生データを参照できないようにする必要があります。テナント追加コストを最小化しつつ要件を満たす最初のステップを選んでください。
正解:A
正解の根拠
SOAR の Environment は、1 テナント内でケース、プレイブック、コネクタ、UI ブランディングを論理的に分離する単位です。子会社用の Environment を作成し、Permission Group を Environment スコープで割り当てると、本社アナリストのアカウントには子会社 Environment のケースと、そこに紐づく生データが一覧にも検索結果にも表示されなくなります。独自ロゴやケース命名規則も Environment 単位で設定できるため、テナントを買い増さずに要件を満たせる最初の一手になります。
サービス比較
| 選択肢 | 分離単位 | 追加コスト |
|---|---|---|
| A: 新 Environment | ケース、プレイブック、UI | なし |
| B: Workforce Pool | 認証層のみ | なし |
| C: 新テナント | 完全分離 | 大 |
| D: SOC ロール | 権限のみ、データは見える | なし |
不正解の理由
- C は要件を満たしますが、Environment で済むためテナント追加は過剰投資です。
- B は IdP 層の話であり、ケースデータの分離とは別レイヤーです。
- D は SOC ロールがケース可視性そのものを完全に遮断する設計ではなく、Environment と組み合わせて初めて機能します。
製造業の SOC リードであるあなたは、地域 SOC のジュニアアナリスト 12 名に対し、Google SecOps の検出ルール、参照リスト、データテーブルを閲覧できるようにしたいと考えています。ただしルールの作成・編集や Retrohunt 実行はさせません。Cloud Identity を IdP として使用しており、Google Group は既に存在します。最も適切な IAM 構成を選んでください。
正解:A
正解の根拠
roles/chronicle.Viewer は Google SecOps のリソース全般に対する読み取り専用ロールで、検出ルールの本体、参照リスト、データテーブルの内容を閲覧できる一方、作成・編集や Retrohunt の実行といった書き込み系の操作は許可されません。要件どおり「見えるが変えられない」状態を運用ルールではなく IAM の権限として技術的に担保できます。付与先を既存の Google Group にしておけば、12 名の異動や増減はグループのメンバー管理だけで反映でき、個人ごとのロール付け直しが不要です。limitedViewer はログインこそできてもルール本体や参照リストの中身までは見えないため要件を満たしません。
ロール比較
| ロール | ルール閲覧 | ルール編集 | Retrohunt |
|---|---|---|---|
| chronicle.Viewer | 可 | 不可 | 不可 |
| chronicle.limitedViewer | 不可 | 不可 | 不可 |
| chronicle.editor | 可 | 可 | 可 |
| chronicle.admin | 可 | 可 | 可 |
不正解の理由
- B は editor が書き込み権限を含み、運用ルールでは技術的な保証になりません。
- C は limitedViewer がルール本体を非表示にするため要件未達です。
- D は Cloud Identity が既に IdP であり、Workforce Pool は外部 IdP 統合用なので不要です。
あなたは銀行の Google SecOps プラットフォーム管理者です。本部の Active Directory を IdP として継続利用したい一方で、SecOps へのアクセスは AD グループに基づき制御する要件があります。Cloud Identity への同期は経営判断により禁止されています。最小構成で要件を満たす設計はどれですか。
正解:C
正解の根拠
Workforce Identity Federation は外部 IdP の人間ユーザーを Cloud Identity に同期せずに Google Cloud リソースへアクセスさせる仕組みです。AD グループメンバーシップを SAML 属性で渡し、principalSet で IAM ロールを付与します。
機能比較
| 選択肢 | 方式 | Cloud Identity への同期 | AD グループ単位の制御 |
|---|---|---|---|
| A: GCDS で同期し Google Group に IAM 付与 | ディレクトリ同期 | 必要(要件違反) | 可能 |
| B: 個別招待し台帳で人手運用 | 手動管理 | 必要 | 台帳頼りで自動化できない |
| C(正解): Workforce Identity Pool と SAML 連携 | 外部 IdP の人間ユーザー連携 | 不要 | principalSet の group で付与 |
| D: Workload Identity Pool と serviceAccount | ワークロード向け連携 | 不要 | 人間ユーザー向けではない |
不正解の理由
- A は Cloud Identity への同期が禁止されているため要件違反です。
- B は手動運用で大規模化に耐えず、グループベース制御もできません。
- D は Workload 用であり、人間ユーザーには適していません。
製薬企業の SecOps 運用チームは、Google SecOps Standard ライセンスを購入済みです。マネジメントから、UEBA ベースのリスク分析、Applied Threat Intelligence によるキュレートされた IOC マッチング、SOAR プレイブックによる自動化を全て利用したいとの要望が出ました。これらすべての機能を 1 つのライセンスで利用できる SKU を選んでください。
正解:C
正解の根拠
Google SecOps Enterprise Plus は UEBA、Applied Threat Intelligence (Mandiant 由来の IOC スコアリング)、SOAR、Gemini in SecOps をすべてバンドルした最上位 SKU です。Standard には SOAR や Applied TI が含まれず、Enterprise にも Applied Threat Intelligence の優先 IOC が含まれません。
SKU 比較
| 機能 | Standard | Enterprise | Enterprise Plus |
|---|---|---|---|
| UDM 検索 / YARA-L | 有 | 有 | 有 |
| SOAR | 無 | 有 | 有 |
| UEBA / Risk Analytics | 無 | 有 | 有 |
| Applied Threat Intelligence | 無 | 無 | 有 |
不正解の理由
- A は Standard に SOAR と Applied TI が含まれません。
- B は Enterprise に Applied Threat Intelligence の curated IOC が付属しません。
- D は Google Threat Intelligence (旧 Mandiant Advantage) を別契約しても SOAR は別購入が必要となり、要件を 1 ライセンスで満たせません。
あなたはエネルギー会社の SecOps 担当です。本社オフィス内の隔離された OT セグメントから、PLC 制御サーバの Syslog を Google SecOps に取り込む必要があります。OT セグメントから Google API への直接アウトバウンド接続は禁止されており、IT セグメントの DMZ にあるプロキシ経由のみ許可されています。最小の運用負荷で取り込みを実現する構成はどれですか。
正解:C
正解の根拠
Google SecOps Forwarder は OT セグメント内に置いた 1 台が Syslog を受信して集約し、SecOps へは Forwarder 自身が HTTPS で送信します。Forwarder の設定でプロキシを指定できる (forwarder.proxy 設定) ため、送信経路を DMZ のプロキシ経由に限定でき、OT から Google API への直接アウトバウンドを禁止するという制約をそのまま満たせます。PLC 制御サーバ側は既存の Syslog 転送先を Forwarder に向けるだけで済み、エージェントの導入もアプリケーションの改修も不要なので、手を入れにくい OT 機器を抱えた環境でも運用負荷が最小になります。
取り込み手段比較
| 選択肢 | 手段 | OT 機器変更 | プロキシ対応 |
|---|---|---|---|
| C (正解) | Forwarder + Proxy | 不要 | 標準対応 |
| B | Bindplane Agent を PLC に導入 | 必要 | 個別設定 |
| A | Cloud Logging 経由 | 大幅変更 | 直接アウトバウンドが必要 |
| D | S3 中継 + Feed | 大幅変更 | 遅延発生 |
不正解の理由
- B は PLC へのエージェント導入が現実的でなく、直接 API 送信もネットワーク制約に違反します。
- A は OT 機器に Cloud Logging クライアント実装が必要で、過剰な改修となります。
- D はリアルタイム性を犠牲にし、S3 のコストも発生します。
