SC-100 は、サイバーセキュリティ戦略を、組織の資産・ビジネス・運用を守る「機能」へ翻訳する設計力を問う Expert 認定試験です。個別製品の操作手順ではなく、ゼロ トラストと Microsoft のベスト プラクティス(MCRA・MCSB・CAF・Azure Well-Architected Framework)を土台に、セキュリティ運用・ID・コンプライアンス機能の設計、インフラストラクチャのセキュリティ設計、アプリケーションとデータのセキュリティ設計までを、要件から逆算して選び取れるかが評価されます。CloudCamp では公式 4 つのドメインに沿って、500 問 規模のオリジナル問題で体系的に習得できます。Microsoft Learn 公式図・参照アーキテクチャの読み解き・豊富な比較表を備えた演習、実務を模したケーススタディ(連問)、模擬試験を提供します。SC-100 は Expert 級のため前提資格があり、AZ-500(Azure Security Engineer)/ SC-300(Identity and Access Administrator)/ SC-200(Security Operations Analyst)のいずれか 1 つのアソシエイト認定を取得している必要があります。なお SC-100 は 日本語で受験可能です(公式試験ページに「Languages: English, Japanese, …」と記載・日本語を含む 10 言語)。CloudCamp の問題集と解説もすべて日本語なので、設計判断を日本語のまま鍛えて本番に臨めます。
本番の問題数と試験時間は公式に公表されていません
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SC-100 は、サイバーセキュリティ戦略を、組織の資産・ビジネス・運用を保護する具体的な機能へ翻訳する能力を証明する Expert 認定資格です。公式の対象者像では、ゼロ トラストの原則とベスト プラクティスに従ったセキュリティ ソリューションを設計し、実装を導き、維持する役割が示されており、対象は ID・デバイス・データ・AI・アプリケーション・ネットワーク・インフラストラクチャ・DevOps に及びます。加えて、ガバナンス・リスク・コンプライアンス(GRC)、セキュリティ運用、セキュリティ態勢管理のソリューション設計も範囲です。受験者には、ID とアクセス/プラットフォーム保護/セキュリティ運用/データと AI のセキュリティ/アプリケーション セキュリティ/ハイブリッドとマルチクラウド インフラのいずれかでエキスパート級のスキルを持ち、Microsoft のセキュリティ技術を含む設計の経験があることが求められます。「どの製品を、どう操作するか」ではなく「この要件なら、どの機能をどう組み合わせ、なぜそれを選ぶか」を問われる、上位の設計資格です。
クラウドとハイブリッド、そして AI が同時に動く環境では、個別の製品を正しく設定するだけでは守りきれません。どの資産を先に守るか、どこまでゼロ トラストを適用するか、規制要件をどのコントロールに落とすか、インシデント発生時に事業をどう継続させるか──こうした判断はアーキテクトの仕事です。SC-100 はこの領域を、MCRA・MCSB・CAF・Azure Well-Architected Framework という Microsoft 公式の設計指針に紐づけて評価する唯一の Expert 認定です。2026 年 7 月 28 日版の出題範囲では、MCSB に沿った AI ソリューションの設計・セキュアな AI 導入戦略・Microsoft Entra Agent ID によるエージェント ID の設計・AI ワークロードで使うデータのセキュリティが正式に加わり、AI 時代のセキュリティ設計が明確に採点対象になりました。次の方におすすめです。
- セキュリティ アーキテクト:戦略から機能への翻訳と、ゼロ トラストの適用設計を体系化
- ソリューション アーキテクト:ランディング ゾーンと DevSecOps を含む設計判断を証明
- セキュリティ運用/ID 管理の実務者:SC-200・SC-300 の次のステップとして
- Azure セキュリティ エンジニア:AZ-500 の実装スキルを設計レベルへ引き上げる
- GRC・監査の担当者:規制要件をセキュリティ コントロールへ落とす設計力を可視化
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験コード | SC-100(Microsoft Cybersecurity Architect / 試験 SC-100: Microsoft サイバーセキュリティ アーキテクト) |
| 正式名称 | Microsoft Certified: Cybersecurity Architect Expert(Microsoft認定: サイバーセキュリティ アーキテクト エキスパート) |
| レベル | EXPERT(エキスパート。公式認定名に「Expert」が含まれ、公式試験ページの講師による指導付きコースの案内にも「This is an advanced, expert-level course」と記載) |
| 合格スコア | 700 / 1000(70%・公式試験ページに「Passing score: 700.」、公式 Study Guide に「A score of 700 or greater is required to pass.」と記載) |
| 受験言語 | 日本語を含む 10 言語(日本語で受験可能)。公式試験ページに「Languages: English, Japanese, Chinese (Simplified), Korean, German, French, Spanish, Portuguese (Brazil), Chinese (Traditional), Italian」、日本語版に「言語: 英語, 日本語, 簡体中国語, 韓国語, ドイツ語, フランス語, スペイン語, ポルトガル語 (ブラジル), 繁体中国語, イタリア語」と記載 |
| 受験方法 | 監督(プロクター)付き(公式試験ページに「Price based on the country or region in which the exam is proctored.」と記載)。予約は公式試験ページの「Schedule exam」(日本語版「試験のスケジュール設定」)から行います |
| 認定有効期間 | 年次更新(公式 Study Guide に「Microsoft associate, expert, and specialty certifications expire annually. You can renew by passing a free online assessment on Microsoft Learn.」、日本語版に「毎年有効期限が切れます」と記載。Microsoft Learn の無料オンライン評価に合格して更新) |
| 退役日 | なし(現役の試験です。公式試験ページに「Retirement date: none」、日本語版に「廃止日: なし」と記載) |
| 前提資格 | あり。公式認定ページに「Prerequisites: 3 certifications」「To become a Microsoft Certified: Cybersecurity Architect Expert, you must earn at least one of the following: Microsoft Certified: Azure Security Engineer Associate, Microsoft Certified: Identity and Access Administrator Associate, Microsoft Certified: Security Operations Analyst Associate certification.」と記載。すなわち AZ-500 / SC-300 / SC-200 のいずれか 1 つのアソシエイト認定が必要です |
| 関連試験 | なし(公式試験ページに「Related exams: none」と記載。認定の取得要件も公式認定ページに「Required exams: SC-100」とあり、試験そのものはこの 1 本のみです) |
| 練習アセスメント | 提供あり(公式試験ページに「Take a free practice assessment」「Test your skills with practice questions to help you prepare for the exam.」と記載) |
| 出題範囲の基準日 | 2026 年 7 月 28 日(公式 Study Guide に「Skills measured as of July 28, 2026」、公式試験ページに「The English language version of this exam was updated on July 28, 2026.」と記載) |
| 推奨経験 | ID とアクセス、プラットフォーム保護、セキュリティ運用、データと AI のセキュリティ、アプリケーション セキュリティ、ハイブリッドとマルチクラウド インフラストラクチャの実装・運用経験。うち少なくとも 1 領域でエキスパート級のスキルと、Microsoft のセキュリティ技術を含むセキュリティ ソリューションの設計経験(公式の対象者像に記載) |
SC-100 は公式に 4 つのドメインから出題されます。CloudCamp では公式 4 ドメイン (ベストプラクティスと優先順位に沿った設計 / セキュリティ運用・ID・コンプライアンス機能の設計 / インフラストラクチャのセキュリティ設計 / アプリケーションとデータのセキュリティ設計) を、計 500 問で完全網羅し実戦力を仕上げます。すべてのドメインで本番準拠の形式(単一選択 / 複数選択 / Yes/No シリーズ / HOTSPOT / ドロップダウン / ドラッグ&ドロップ(並べ替え・マッチング)/ ケーススタディ)を網羅し、Microsoft Learn 公式の参照アーキテクチャ図・豊富な比較表で直感的に理解できます。
- 回復性の戦略:ビジネス回復性の目標を支えるセキュリティ戦略 / ビジネス クリティカルな資産への脅威の特定と優先順位付け / ハイブリッドとマルチクラウドを含む BCDR(事業継続とディザスター リカバリー)とセキュアなバックアップと復元 / ランサムウェア攻撃の緩和(BCDR と特権アクセスの優先順位付け)/ セキュリティ更新プログラムの評価
- MCRA と MCSB:サイバーセキュリティの機能とコントロールのベスト プラクティス / 内部・外部・サプライ チェーン攻撃からの保護 / Microsoft Cloud Security Benchmark (MCSB) に沿った AI ソリューションの設計 / ゼロ トラスト導入フレームワーク
- CAF と Azure Well-Architected Framework:セキュアな AI 導入戦略 / CAF と WAF に基づくセキュリティとガバナンス戦略の新規設計と既存評価 / Azure ランディング ゾーンによるセキュリティの実装とガバナンス / CAF のベスト プラクティスに沿った DevSecOps プロセス
- セキュリティ運用:XDR と SIEM を含む検出と対応 / Microsoft Purview 監査を含む集中ログと監査 / ハイブリッドとマルチクラウドの監視 / Microsoft Sentinel と Microsoft Defender XDR による SOAR / インシデント対応・スレット ハンティング・インシデント管理のワークフロー設計と評価 / MITRE ATT&CK マトリックス(Enterprise・Mobile・産業用制御システム)による検出カバレッジの評価
- ID とアクセス管理:Microsoft Entra Agent ID と条件付きアクセスによるエージェント ID の設計 / SaaS・PaaS・IaaS・ハイブリッド/オンプレミス・マルチクラウド リソースへのアクセス設計 / ハイブリッドとマルチクラウドを含む Microsoft Entra ID / 外部 ID(B2B・分散型 ID)/ 条件付きアクセス・継続的アクセス評価・リスク スコアリング・保護されたアクションを含む最新の認証と認可の戦略 / 条件付きアクセス ポリシーとゼロ トラスト戦略の整合性の検証 / Active Directory Domain Services (AD DS) の要塞化要件 / シークレット・キー・証明書の管理
- 特権アクセスと規制コンプライアンス:エンタープライズ アクセス モデルによる特権ロールの割り当てと委任 / Microsoft Entra Privileged Identity Management (PIM)・エンタイトルメント管理・アクセス レビューの評価 / AD DS のセキュリティとガバナンス / クラウド テナントの管理のセキュリティ保護 / クラウド インフラストラクチャ エンタイトルメント管理(CIEM)/ 特権アクセス用セキュア ワークステーション / コンプライアンス要件のセキュリティ コントロールへの変換 / Microsoft Purview・Azure Policy・Microsoft Defender for Cloud による規制標準とベンチマークへの適合の評価と検証
- 態勢管理:Microsoft Defender for Cloud と MCSB によるセキュリティ態勢の評価 / Microsoft セキュア スコア / ハイブリッドとマルチクラウドを含む統合された態勢管理の設計 / クラウド ワークロード保護(CWP)の選択 / Azure Arc によるハイブリッドとマルチクラウドの統合 / Microsoft Defender External Attack Surface Management (Defender EASM) / Microsoft Security Exposure Management の攻撃パス・攻撃対象領域の縮小・セキュリティ インサイト・イニシアチブ
- エンドポイント:複数プラットフォームと OS を含むサーバーのセキュリティ要件 / モバイル デバイスとクライアントの要件(エンドポイント保護・要塞化・構成)/ IoT デバイスと組込みシステムの要件 / Microsoft Defender for IoT による OT(運用技術)と ICS(産業用制御システム)の保護の評価 / サーバーとクライアントのセキュリティ ベースライン / Windows Local Administrator Password Solution (Windows LAPS) の評価
- SaaS / PaaS / IaaS とネットワーク:SaaS・PaaS・IaaS のセキュリティ ベースライン / IoT ワークロード・Web ワークロード・コンテナー・コンテナー オーケストレーションの要件 / Azure AI サービスのセキュリティを含むソリューションの評価 / セキュリティ要件とベスト プラクティスに沿ったネットワーク設計の評価 / セキュア Web ゲートウェイとしての Microsoft Entra インターネット アクセス / Microsoft サービス向けの Microsoft Entra インターネット アクセス(クロステナント構成を含む)/ Microsoft Entra プライベート アクセス
- Microsoft 365 のセキュリティ保護:Microsoft セキュア スコアなどの指標による生産性とコラボレーション ワークロードの態勢評価 / Microsoft Defender for Office 365 と Microsoft Defender for Cloud Apps / Microsoft Intune によるデバイス管理 / Microsoft Purview による Microsoft 365 のデータ保護 / Microsoft Copilot for Microsoft 365 のデータ セキュリティとコンプライアンス制御の評価
- アプリケーションのセキュリティ保護:既存アプリケーション ポートフォリオのセキュリティ態勢の評価 / 脅威モデリングによるビジネス クリティカルなアプリへの脅威の評価 / アプリケーション セキュリティのフル ライフサイクル戦略 / アプリケーション開発プロセスの標準と実践 / 技術とアプリ セキュリティ要件のマッピング / Azure リソースにアクセスするワークロード ID / API 管理とセキュリティ / Azure Web Application Firewall (WAF)
- データのセキュリティ保護:データの検出と分類 / データへの脅威の緩和の優先順位付け / 保存時と転送中の暗号化(Azure Key Vault・インフラストラクチャ暗号化を含む)/ AI ワークロードで使うデータのセキュリティ設計 / Azure SQL・Azure Synapse Analytics・Azure Cosmos DB のデータ保護 / Azure Storage のデータ保護 / Microsoft Defender for Storage と Microsoft Defender for Databases
| あなたの状況 | 想定勉強時間 | 勉強期間の目安 |
|---|---|---|
| セキュリティ実務が浅い(前提資格の学習から始める) | 150〜200 時間 | 6〜8 ヶ月 |
| 前提資格を 1 つ取得済み(設計の実務は未経験) | 80〜110 時間 | 3〜4 ヶ月 |
| セキュリティ設計・アーキテクチャの実務経験あり | 50〜70 時間 | 2〜3 ヶ月 |
| AZ-500 / SC-200 / SC-300 のうち複数を取得済み | 40〜60 時間 | 1.5〜2 ヶ月 |
SC-100 の認定には、AZ-500(Azure Security Engineer Associate)/ SC-300(Identity and Access Administrator Associate)/ SC-200(Security Operations Analyst Associate)のいずれか 1 つの取得が必要です。ご自身の実務に近いものを 1 本選んで先に取得し、そのうえで SC-100 の公式 Study Guide で 4 ドメインの Skills measured を確認します。SC-100 は日本語で受験できますが、Study Guide は英語版が先に更新されるため、英語版の更新日も併せて確認しておくと安心です。
SC-100 は製品操作ではなく設計の試験です。Microsoft サイバーセキュリティ参照アーキテクチャ(MCRA)、Microsoft クラウド セキュリティ ベンチマーク(MCSB)、ゼロ トラスト ガイダンス センター、Microsoft クラウド導入フレームワーク(CAF)、Azure Well-Architected Framework のセキュリティ の柱を一次資料として読み込みます。図を自分で描き直せるところまで理解すると、ケーススタディで「どの機能をどのレイヤに置くか」が即答できるようになります。
SC-100 は「要件に対して適切な設計・機能・優先順位を選ぶ」実践型の問題が中心。CloudCamp の SC-100 問題集(500 問)はオリジナル問題で公式 4 ドメインを完全網羅し、ケーススタディ・公式参照アーキテクチャ図・比較表で設計判断を鍛えられます。
- 1 周目:全問を解いて解説と図表を熟読
- 2 周目:間違えた問題とケーススタディを再演習
- 3 周目:正答率 85% 以上を目指して総仕上げ
本試験はケーススタディを含み、1 問あたりの読解量が多いのが特徴です。試験時間と問題数は公式に公表されていませんが、CloudCamp の模擬試験(当サイト模試:50 問・120 分)でペース配分と弱点を確認しておきましょう。日本語で受験する場合も、公式 Study Guide の英語表記で製品名と用語を最終確認しておくと、訳ゆれのある設問に迷いません。
SC-100 は Expert 認定のため、AZ-500(Azure のセキュリティ実装)/ SC-300(ID とアクセスの管理)/ SC-200(セキュリティ運用)のいずれか 1 つを先に取得している必要があります。これらはいずれも「与えられた要件を、担当領域で正しく実装・運用する」Associate 資格です。SC-100 はその一段上で、複数領域を横断して要件そのものを定義し、機能の組み合わせと優先順位を決めることを問います。たとえば SC-200 が Microsoft Sentinel でインシデントに対応する力を測るのに対し、SC-100 は「XDR と SIEM をどう配置し、SOAR をどこまで自動化し、MITRE ATT&CK でカバレッジをどう評価するか」という設計を問います。
SC-500 は、クラウドと AI ワークロードのセキュリティを実装・運用するエンジニア向けの資格です。SC-100 と扱う技術領域は重なりますが、SC-500 が「設定・保護・監視をどう行うか」を問うのに対し、SC-100 は「その構成を選ぶ理由」「他の選択肢との比較」「事業への影響」まで踏み込みます。SC-500 で AI とクラウドの保護を手で覚え、SC-100 で設計の言語に翻訳する、という順序が学習効率の点でおすすめです。
SC-900 は Microsoft のセキュリティ・コンプライアンス・ID の全体像を Fundamentals レベルで押さえる入門資格です。ゼロ トラストの考え方、Microsoft Entra・Microsoft Defender・Microsoft Purview の役割分担といった、SC-100 でも土台になる用語をここで整理できます。セキュリティ分野が初めての方は SC-900 → 前提資格(AZ-500 / SC-300 / SC-200 のいずれか)→ SC-100 という順序が無理のないルートです。
- セキュリティの入口から:SC-900 → SC-200 → SC-100
- ID を軸に進める:SC-900 → SC-300 → SC-100
- Azure のセキュリティから:AZ-500 → SC-100
- 実装力も併せて示す:SC-100 → SC-500(クラウドと AI のセキュリティ実装)
