AZ700-CORE#42
新規 VNet を作成し、3 層 (Web/App/DB) アーキテクチャを構築する標準的な手順を順序付けてください。要件は Defense in Depth (多層防御) + 専用サブネット計画です。
- アドレス空間と各サブネット (Web/App/DB/Gateway/Bastion/Firewall) の CIDR を設計
- VNet を作成 (10.0.0.0/16 等、リージョン指定)
- 各サブネットを作成 (Web=10.0.1.0/24、App=10.0.2.0/24、DB=10.0.3.0/24 等)
- NSG を作成し、各サブネットに関連付け (Web→App、App→DB の最小許可)
解説
【正しい順序】
- ステップ 1: アドレス空間 + サブネット CIDR 設計
- ステップ 2: VNet 作成
- ステップ 3: サブネット作成
- ステップ 4: NSG 作成 + 関連付け
【各ステップの理由】
- ステップ 1: 設計: 後から修正が困難な要素 (アドレス空間、サブネット境界) を先に決めます。Gateway / Bastion / Firewall 用の専用サブネット (それぞれ名前固定 + 最小サイズ要件) も計画段階で盛り込みます。設計ミスは後から修正困難なため最重要ステップです。
- ステップ 2: VNet 作成: VNet がなければサブネット作成不可です。リージョン選定もこの時点で確定します。リージョン間ピアリングは Global Peering を使うので、メイン リージョンを慎重に選びます。
- ステップ 3: サブネット作成: サブネット間の最小通信を考慮した CIDR で分割します。専用サブネット (GatewaySubnet、AzureBastionSubnet、AzureFirewallSubnet) は名前固定で先に作成します。
- ステップ 4: NSG 配置: リソースが入る前に NSG を関連付けることで、デプロイ時点から最小権限を適用できます (Defense in Depth)。VM スケールアウト時も NSG が自動適用されるため、リソースを後から追加する運用に強い構造です。
【誤った順序の問題点】
- ❌ リソースを先にデプロイして NSG 後付け: NSG なしの期間にデプロイされたリソースが意図せず公開状態になり、攻撃面が広がります。特に Public IP を持つ VM では、デプロイ直後から Brute Force 攻撃の標的になります。
- ❌ 設計せずに VNet/サブネットを作成: 後からアドレス空間 (Bastion 用 /26、Firewall 用 /26 等) を確保できず、再設計が必要になります。サブネットの境界変更は既存リソースがあると不可能なため、再設計コストが大きい。
- ❌ サブネット → VNet の順: サブネットは VNet の子リソースのため、VNet 不在では作成不可です。

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