AZ900-Cloud#14-2
注: この問題は、同じ前提を持つ一連の問題の一部です。それぞれの問題には異なる解決策が提示されます。
前提
ある製造業の企業は、急成長する Web ストアフロント (季節変動が大きく、ピーク時は通常の 10 倍超のトラフィックを捌く必要がある) と、オンプレミスの基幹業務システム (機密度の高い設計データを扱うため、データの物理ロケーションと管理権限を完全に自社管理下に置きたい) の両方を抱えています。スケーラビリティと機密データの完全管理権限の両方を満たす必要があります。
解決策
すべてのワークロードをオンプレミス / プライベート クラウドのみで運用する。
この解決策は目的を満たしますか?
解説
【判定: いいえ】の理由
オンプレミス / プライベート クラウド単独運用は、基幹業務システムの「機密データの管理権限を完全に自社管理下に置く」要件は完全に満たせます。しかし Web ストアフロントの「ピーク時に 10 倍超のトラフィックを捌く」スケーラビリティ要件と整合しません。プライベート クラウドの物理キャパシティは事前調達時点で上限が決まり、ピーク時のスケール アウトが物理的に不可能だからです。
【「はい」が違う理由】
10 倍ピークを見越して常時 10 倍の容量を保有する設計は CapEx が過剰投資となり、ピーク以外では設備稼働率が極端に低下します。データセンターの電力 / 冷却 / 保守費用も継続して発生し、TCO はクラウド利用時の数倍になることもあります。Web フロントだけをパブリック クラウドに切り出せばオートスケールがピークに追従し、これがハイブリッド構成の合理性です。

コメント