Question#5(DP-600)
【ケーススタディ問題(5/5)】
概要 Contoso, Ltd. は、米国を拠点とする健康補助食品会社です。Contoso には、Sales(販売)と Research(研究)という 2 つの部門があります。Sales 部門には、Online Sales(オンライン販売)と Retail Sales(店舗販売)という 2 つの部署があります。Research 部門は、社内で開発された製品ラインを、研究者とアナリストの個別のチームに割り当てています。 既存の環境 アイデンティティ環境 Contoso は contoso.com という名前の Microsoft Entra テナントを所有しています。このテナントには、ResearchReviewersGroup1 と ResearchReviewersGroup2 という 2 つのグループが含まれています。 データ環境 Contoso のデータ環境は以下の通りです。- Sales 部門: Microsoft Power BI Premium 容量(キャパシティ)を使用しています。
- Online Sales 部署: セマンティックモデルに、インポートモードを使用した Orders という名前のファクトテーブルが含まれています。基底システムにおいて、OrderID の値は注文が作成された順序を表しています。
- Research 部門: オンプレミスのサードパーティ製データウェアハウス製品を使用しています。
- Fabric: contoso.com テナントで有効化されています。
- Azure Data Lake Storage Gen2: storage1 という名前のアカウントに、製品ライン Productline1 のデータが格納されています。データ形式は Delta 形式です。
- storage2 という名前のアカウントに、製品ライン Productline2 のデータが格納されています。データ形式は CSV 形式です。
- Sales 部門で使用されている Power BI Premium 容量で Fabric のサポートを有効にする。
- Sales 部門と Research 部門のすべてのデータを Fabric で利用可能にする。
- Research 部門用に、Productline1ws と Productline2ws という 2 つの Fabric ワークスペースを作成する。
- Productline1ws 内に Lakehouse1 という名前のレイクハウスを作成する。
- Lakehouse1 内に、storage1 へのショートカットとして ResearchProduct を作成する。
- Sales 部門と Research 部門のすべてのワークスペースは、すべての Fabric エクスペリエンスをサポートする必要がある。
- Research 部門のワークスペースは、分単位の課金が発生する専用のオンデマンド容量(Capacity)を使用する必要がある。
- Research 部門のワークスペースは、部門名に基づいた OneLake データハブのフィルタリングをサポートするために、論理的にグループ化される必要がある。
- Research 部門のワークスペースにおいて、ResearchReviewersGroup1 のメンバーは、SQL エンドポイントを使用してレイクハウス、ウェアハウス、およびショートカットのデータを読み取れる必要がある。
- Research 部門のワークスペースにおいて、ResearchReviewersGroup2 のメンバーは、レイクハウス・エクスプローラー(Lakehouse explorer)を使用してレイクハウスデータを読み取れる必要がある。
- Research 部門のすべてのセマンティックモデルとレポートは、ブランチ(分岐)をサポートするバージョン管理を使用する必要がある。
- Productline1 のデータは、Fabric ノートブックを使用して Lakehouse1 から取得する必要がある。
- レイクハウス内のすべての Research 部門のデータは、レイクハウス・エクスプローラーでマネージドテーブル(Managed tables)として表示される必要がある。
- 更新(リフレッシュ)中に Orders テーブルに追加される行数を最小限に抑える必要がある。
- Research 部門のワークスペース内のセマンティックモデルは、Direct Lake モードを使用する必要がある。
- 該当する場合は、最小権限の原則に従う。
- 可能な限り、実装とメンテナンスの手間を最小限に抑える。
正解:B
この問題のポイントは、Fabric レイクハウスにおける「ショートカット」と「テーブル」の扱われ方、およびノートブックからのアクセス方法です。
1. マネージドテーブルとしてのアクセス ケーススタディの「データ準備要件」には、「すべての Research 部門のデータは、レイクハウス・エクスプローラーで managed tables(マネージドテーブル) として提示される必要がある」と明記されています。 Fabric では、Delta 形式のデータへのショートカットを「Tables」セクションに作成すると、それは自動的にメタストアに登録され、SQL クエリで参照可能なテーブルとして扱われます。 2. spark.sql の使用 ノートブックからレイクハウス内のテーブル(ショートカットを含む)にアクセスする最も標準的かつ簡潔な方法は、Spark SQL を使用することです。spark.sql("SELECT * FROM ...")を使用することで、レイクハウスに登録されたテーブル名を直接指定してデータを取得できます。- 構文内の
Lakehouse1.ResearchProductは、データベース名(レイクハウス名)とテーブル名(ショートカット名)を指定しており、要件に合致しています。

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