WEB問題集
複数のユーザーが同一のセッションホストを共有し、1 台の VM に複数ユーザーが同時にサインインできる Azure Virtual Desktop のホストプールの種類はどれですか?
解説
【正解: C】の理由
プール型 (Pooled) ホストプールは、複数のユーザーが負荷分散アルゴリズム (幅優先または深さ優先) に従ってセッション ホスト群を共有し、Windows Enterprise multi-session などのマルチセッション OS 上で 1 台の VM に複数ユーザーが同時にサインインできる種類です。ユーザーは特定のホストに固定されず、サインインのたびに空いているホストへ割り当てられるため、少ない台数で多くのユーザーを効率よく収容でき、コスト効率に優れます。汎用的なデスクトップやアプリの配信、一般オフィス ワーカー向けの大規模環境に適しています。設問の複数ユーザーが同一セッション ホストを共有し 1 台の VM に同時サインインできるという条件は、プール型の特徴そのものです。
【他選択肢が違う理由】
- A: 個人用 (Personal) ホストプールはユーザーごとに専用のセッション ホストを 1 対 1 で割り当てる方式で、複数ユーザーが 1 台を共有することはありません。
- B: 検証用 (Validation) は、更新を先行検証するホストプールの環境種別を示す指定であり、ユーザーがホストを共有する方式の種類ではありません。
- D: スケールセット専用ホストプールという種類は AVD には存在せず、ホストプールはプール型か個人用のいずれかに分類されます。
【参考】
PowerShell でプール型ホストプールを作成します。各ドロップダウンで適切な値を選択してください。
New-AzWvdHostPool `
-ResourceGroupName "rg-avd" `
-Name "hp-pooled" `
-Location "japaneast" `
-HostPoolType {{BLANK1}} `
-LoadBalancerType {{BLANK2}} `
-MaxSessionLimit {{BLANK3}}| ステートメント | 選択 |
|---|---|
|
-HostPoolType: 複数ユーザーで共有する種別
|
|
|
-LoadBalancerType: 均等分散するアルゴリズム
|
|
|
-MaxSessionLimit: 1 ホストの最大同時セッション数の例
|
解説
【正解マッチング】
| 判定対象 | 正解 |
|---|---|
| -HostPoolType: 複数ユーザーで共有する種別 | Pooled |
| -LoadBalancerType: 均等分散するアルゴリズム | BreadthFirst |
| -MaxSessionLimit: 1 ホストの最大同時セッション数の例 | 10 |
【ポイント】
「-HostPoolType: 複数ユーザーで共有する種別」→ Pooled: Pooled は複数ユーザーがセッションホストを共有するプール型です。個人用は Personal を指定します。「-LoadBalancerType: 均等分散するアルゴリズム」→ BreadthFirst: BreadthFirst (幅優先) はセッションをホスト間に均等分散します。集約は DepthFirst です。「-MaxSessionLimit: 1 ホストの最大同時セッション数の例」→ 10: 最大セッション制限は 1 台あたりの同時セッション上限で、VM サイズに応じて設定します (例: 10)。
【参考】
AVD のアプリケーション グループとワークスペースでアプリを公開する手順を順序通りに並べてください。
- 公開するアプリケーションをグループに追加
- ホストプールに RemoteApp アプリケーション グループを作成
- ユーザー/グループをアプリケーション グループに割り当て
- ワークスペースにグループを登録しユーザーが購読
解説
【正しい順序】
- ステップ 1: ホストプールに RemoteApp アプリケーション グループを作成
- ステップ 2: 公開するアプリケーションをグループに追加
- ステップ 3: ユーザー/グループをアプリケーション グループに割り当て
- ステップ 4: ワークスペースにグループを登録しユーザーが購読
【ポイント】
AVD でアプリを公開するには、ホストプール・アプリケーション グループ・ワークスペースという構成要素を依存関係に沿って組み立てます。まずホストプールに RemoteApp 種類のアプリケーション グループを作成します。アプリケーション グループはアプリの入れ物であり、これがないと公開対象を格納できません。次に公開したいアプリケーションをそのグループに追加し、スタート メニューなどから発行対象を選びます。続いてユーザーまたは Microsoft Entra グループをアプリケーション グループへ割り当て、誰がそのアプリを利用できるかを定義します。割り当てがなければ、ユーザーには何も表示されません。最後にアプリケーション グループをワークスペースへ登録し、ユーザーがリモート デスクトップ クライアントでワークスペースを購読することで、公開されたアプリが一覧に現れます。グループ作成を先頭に、アプリ追加・権限割り当て・ワークスペース公開へと進むこの順序が正しい公開手順です。
【参考】
各 ID 参加形態を説明にマッチさせてください。
- AD DS 参加
- Entra 参加
- Entra Domain Services 参加
- Entra ハイブリッド参加
解説
【正解マッチング】
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| Entra 参加 | クラウドのみ |
| AD DS 参加 | オンプレAD |
| Entra ハイブリッド参加 | 両立 |
| Entra Domain Services 参加 | オンプレAD |
【ポイント】
Microsoft Entra 参加はデバイスを Entra ID のみに参加させる形態で、オンプレミスの Active Directory を必要とせずクラウド完結で管理できるためクラウドのみに対応します。AD DS 参加はオンプレミスの Active Directory ドメイン サービス、Entra Domain Services 参加は Azure 上のマネージド ドメインへ参加させる形態で、どちらも従来のドメイン参加を前提とするためオンプレ AD に位置づけられます。Entra ハイブリッド参加はオンプレミスの AD DS に参加しつつ Entra ID にも登録する構成で、既存のドメイン資産とクラウド管理を併用できるため AD DS と Entra ID の両立に対応します。参加形態の違いはユーザー認証やグループ ポリシーの適用範囲に影響するため、要件に応じて選択します。
【参考】
AVD のスケーリングとコスト最適化を設計しています。適切な手法を3 つ選択してください。
解説
【正解: B / D / E】の理由
AVD のコスト最適化は、需要のない時間帯に無駄な稼働を減らしつつ、利用時には遅延なく起動できる仕組みを組み合わせるのが要点です。スケーリング プラン (Autoscale) を用いると、ランプアップ・ピーク・ランプダウン・オフピークのフェーズごとに稼働台数を自動調整でき、時間帯別の需要に追従して余剰ホストを停止できます (D)。Start VM on Connect を有効化すると、停止中のホストへユーザーが接続した瞬間に自動起動するため、平時は台数を絞ってもアクセス時に確実に割り当てられます (B)。個人用ホストプールでは、切断/ログオフ後に一定時間で VM を割り当て解除すれば、未使用時の課金を抑えられます (E)。
【他選択肢が違う理由】
- A: すべてのセッションホストを常時最大数で起動し続けると、利用のない時間帯も VM の課金が発生し続け、コスト最適化の目的に真っ向から反するため不適切です。
- C: ピーク時に最小稼働率を 0% に設定すると、アクセスが集中する時間帯に起動済みホストが不足して初動が遅れ、ユーザー体験を大きく損なうため適切ではありません。
