SC-300 は、Microsoft Entra を使って組織の ID とアクセスを設計・実装・運用する力を問う Associate 認定試験です。ユーザーとグループの管理、外部 ID とテナント間アクセス、Microsoft Entra Connect と Microsoft Entra クラウド同期によるハイブリッド ID、一時アクセス パスとパスキー (FIDO2) を含む認証方法、条件付きアクセスと継続的アクセス評価、Microsoft Entra ID Protection によるリスク管理、グローバル セキュア アクセス、エンタープライズ アプリケーションとアプリの登録、マネージド ID とワークロード ID、エンタイトルメント管理・アクセス レビュー・Privileged Identity Management (PIM)、そしてログとワークブックによる監視までが正面から評価されます。CloudCamp では公式 4 つのドメインに沿って、500 問 規模のオリジナル問題で体系的に習得できます。Microsoft Learn 公式図・PowerShell / KQL のコード演習・豊富な比較表を備えた演習、実務を模したケーススタディ(連問)、本番試験形式準拠の模擬試験を提供します。なお SC-300 は日本語で受験できます(公式認定ページに「この試験は、次の言語で提供されます。英語, ドイツ語, スペイン語, フランス語, イタリア語, 日本語, 韓国語, ポルトガル語 (ブラジル), 簡体中国語, 繁体中国語」と記載・日本語を含む 10 言語)。前提資格は不要で、出題範囲の基準日は 2026 年 4 月 27 日です。
試験時間 100 分は本番と同じ公式値です。本番の問題数は公式に公表されていません
有料会員限定機能です
SC-300 は、Microsoft Entra を使って組織の ID とアクセス管理を設計・実装・運用する能力を証明する Associate 認定資格です。公式の対象者像では、ユーザー・デバイス・Microsoft Azure リソース・アプリケーションのライフサイクル全体を通して ID を構成・管理し、ID およびアクセス管理ソリューションにゼロ トラスト原則を適用する責任を負う役割が示されています。加えて、シームレスなエクスペリエンスとセルフサービス管理機能の提供、ID・認証・認可の計画と実装、ID およびアクセス管理のトラブルシューティング・監視・レポート作成も担当領域です。組織内の他のロールと協働して、戦略的 ID プロジェクトの推進、ID ソリューションの最新化、ハイブリッド ID ソリューションの実装、ID ガバナンスの導入を行う立場が想定されています。前提知識としては Azure・Microsoft 365 のサービスとワークロード・Active Directory Domain Services (AD DS) の理解に加え、PowerShell と Kusto クエリ言語 (KQL) への習熟が求められます。
ID は、クラウドとハイブリッドが混在する環境で唯一すべてのアクセスが通過する「新しい境界」です。パスワードレス認証への移行、条件付きアクセスによるゼロ トラストの実装、外部ユーザーとの安全なコラボレーション、特権アクセスの時間制限付き付与、アクセス レビューによる棚卸しまで、ID 管理者が担う範囲は年々広がっています。SC-300 はこの領域を Microsoft Entra の実装と運用に落とし込んで評価する Associate 認定で、公式の 98 の出題箇条のうち約 85% が Configure / Implement / Manage といった運用・実装の動詞で始まる、実務直結の試験です。さらに SC-300 は上位の SC-100(Microsoft Cybersecurity Architect Expert)の前提資格の 1 つでもあり、Expert への足がかりとしての価値もあります。次の方におすすめです。
- Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)の運用担当:ユーザー・グループ・ロール管理の実務を体系化
- 情報システム部門の担当者:MFA・SSPR・条件付きアクセスの設計と展開を証明
- ハイブリッド環境の管理者:Microsoft Entra Connect とクラウド同期、AD FS からの移行を習得
- アプリ統合の担当者:SSO・アプリの登録・同意・マネージド ID をまとめて整理
- Expert を目指す方:SC-100 の前提資格として、ID を軸にステップアップ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験コード | SC-300(Microsoft Identity and Access Administrator / 公式 Study Guide 日本語版は「試験 SC-300: Microsoft ID およびアクセス管理者」) |
| 正式名称 | Microsoft Certified: Identity and Access Administrator Associate(Microsoft 認定: ID およびアクセス管理者アソシエイト) |
| レベル | ASSOCIATE(アソシエイト・Intermediate / 公式認定ページ日本語版の「概略」に「レベル 中級」と記載) |
| 試験時間 | 100 分(公式認定ページに「You will have 100 minutes to complete this assessment.」/日本語版に「この評価を完了するまで、100 分 あります。」と記載) |
| 合格スコア | 700 / 1000(70%・公式 Study Guide に「A score of 700 or greater is required to pass.」/日本語版に「合格するには、700 以上のスコアが必要です。」と記載) |
| 受験言語 | 日本語を含む 10 言語(公式認定ページに「This exam is offered in the following languages: English, German, Spanish, French, Italian, Japanese, Korean, Portuguese (Brazil), Chinese (Simplified), Chinese (Traditional)」/日本語版に「この試験は、次の言語で提供されます。英語, ドイツ語, スペイン語, フランス語, イタリア語, 日本語, 韓国語, ポルトガル語 (ブラジル), 簡体中国語, 繁体中国語」と記載) |
| 受験方法 | Pearson VUE で予約・監督(プロクター)付き(公式認定ページに「Schedule through Pearson Vue」「This exam will be proctored.」「You may have interactive components to complete as part of this exam.」/日本語版に「Pearson Vue を使用してスケジュールを設定する」「この試験には監督官がいます。」「この試験の一環として対話型コンポーネントを完了しなければならない場合があります。」と記載)。受験料は「試験が監督されている国または地域に基づく価格。」と記載され、国・地域によって異なります |
| 認定有効期間 | 12 か月ごとの更新(公式認定ページの「At a glance」に「Renewal Frequency 12 months」/日本語版に「更新頻度 12 か月」と記載。公式 Study Guide に「Microsoft associate, expert, and specialty certifications expire annually. You can renew by passing a free online assessment on Microsoft Learn.」/日本語版に「Microsoft Learn で無料のオンライン評価に合格すると、更新できます。」と記載) |
| 練習アセスメント | 公式に提供あり(公式 Study Guide に「Take a free Practice Assessment」「Test your skills with practice questions to help you prepare for the exam.」/公式認定ページ日本語版の「試験に向けた練習 ▸ プラクティス評価」から受験) |
| 公式トレーニング | あり(公式 Study Guide の「Get trained」に「Choose from self-paced learning paths and modules or take an instructor-led course」/日本語版に「マイペースで進められるラーニング パスとモジュールを選択するか、講師による指導付きコースを受講する」と記載) |
| 前提資格 | なし(公式認定ページ・公式 Study Guide のいずれにも前提資格の記載はありません) |
| 退役日 | なし(現役の試験です。Microsoft Learn の退役した資格情報の一覧に SC-300 の記載はなく、公式認定ページにも退役の告知はありません) |
| 推奨経験 | Azure、Microsoft 365 のサービスとワークロード、Active Directory Domain Services (AD DS) の理解に加え、PowerShell と Kusto クエリ言語 (KQL) への習熟(公式 Study Guide の対象者像に記載) |
| 製品とロール | Azure / セキュリティ エンジニア(公式認定ページの「At a glance」に「Product Azure」「Role Security Engineer」「Subject Security」と記載) |
| 出題範囲の基準日 | 2026 年 4 月 27 日現在(公式 Study Guide に「Skills measured as of April 27, 2026」/日本語版に「2026年4月27日現在のスキル」、公式認定ページに「Last Updated 04/27/2026」と記載) |
SC-300 は公式に 4 つのドメインから出題されます。CloudCamp では公式 4 ドメイン (ユーザー ID の実装と管理 / 認証とアクセス管理の実装 / ワークロード ID の計画と実装 / ID ガバナンスの計画と自動化) を、計 500 問で完全網羅し実戦力を仕上げます。すべてのドメインで本番準拠の形式(単一選択 / 複数選択 / Yes/No シリーズ / HOTSPOT / ドロップダウン / ドラッグ&ドロップ(並べ替え・マッチング)/ ケーススタディ)を網羅し、Microsoft Learn 公式図・PowerShell と KQL のコードブロック・豊富な比較表で直感的に理解できます。
- テナントの構成と管理:組み込みおよびカスタムの Microsoft Entra ロール / 管理単位を使用するタイミングの推奨と構成 / Microsoft Entra ロールの有効なアクセス許可の評価 / Microsoft Entra ID と Microsoft 365 のドメイン / 会社のブランド設定 / テナントのプロパティ・ユーザー設定・グループ設定・デバイス設定
- ID の作成・構成・管理:ユーザーとグループの作成と管理 / カスタム セキュリティ属性の管理 / Microsoft Entra 管理センターと PowerShell による一括操作の自動化 / デバイスの参加と登録 / ライセンスの割り当て・変更・レポート作成
- 外部 ID とハイブリッド ID:外部コラボレーション設定 / 外部ユーザーの個別・一括招待とアカウント管理 / テナント間アクセス設定・テナント間同期 / SAML・WS-Fed を含む ID プロバイダーの構成 / Microsoft Entra Connect 同期と Microsoft Entra クラウド同期 / パスワード ハッシュの同期・パススルー認証・シームレス SSO / AD FS からの移行 / Microsoft Entra Connect Health
- ユーザー認証:認証の計画 / 証明書ベースの認証・一時アクセス パス・OAuth 2.0 トークン・Microsoft Authenticator・パスキー (FIDO2) / テナント全体の多要素認証 (MFA) 設定 / セルフサービス パスワード リセット (SSPR) / Windows Hello for Business / アカウントの無効化とユーザー セッションの取り消し / Microsoft Entra パスワード保護 / ハイブリッド ID の Microsoft Entra Kerberos 認証
- 条件付きアクセス:ポリシーの計画・割り当て・制御 / テストとトラブルシューティング / セッション管理 / デバイスによって適用される制限 / 継続的アクセス評価 / 認証コンテキスト / 保護されたアクション / テンプレートからのポリシー作成
- リスク管理とグローバル セキュア アクセス:Microsoft Entra ID Protection または条件付きアクセスによるユーザー リスクとサインイン リスクの管理 / 認証方法と登録キャンペーンによる MFA 登録 / 危険なユーザー・危険なサインイン・危険なワークロード ID の監視と修復 / グローバル セキュア アクセス クライアントの展開 / プライベート アクセス・インターネット アクセス・Microsoft 365 のインターネット アクセス
- アプリケーションと Azure ワークロードの ID:マネージド ID・サービス プリンシパル・ユーザー アカウント・マネージド サービス アカウントからの適切な ID の選択 / マネージド ID の作成と Azure リソースへの割り当て / 割り当てたマネージド ID による他の Azure リソースへのアクセス
- エンタープライズ アプリケーションの統合:アプリケーションレベルとテナントレベルの設定 / エンタープライズ アプリケーション管理のための Microsoft Entra ロールの割り当て / Microsoft Entra アプリケーション プロキシによるオンプレミス アプリの統合 / SaaS アプリの統合と SSO / ユーザー・グループ・アプリ ロールの割り当てと分類 / ユーザーと管理者の同意 / アプリケーション コレクション
- アプリの登録とアクセスの監視:アプリの登録の計画・作成 / アプリの認証の構成 / API アクセス許可とアプリ ロール / Microsoft Defender for Cloud Apps によるクラウド検出結果の構成と分析 / 接続済みアプリ / アプリケーションによって適用される制限 / アプリの条件付きアクセス制御 / アクセス ポリシーとセッション ポリシー / OAuth アプリのポリシー / クラウド アプリ カタログ
- エンタイトルメント管理:エンタイトルメントの設定 / カタログとアクセス パッケージの作成と構成 / アクセス要求の管理 / 使用条件 (ToU) / 外部ユーザーのライフサイクル管理 / 接続されている組織
- アクセス レビューと特権アクセス:アクセス レビューの計画・作成・構成 / レビュー活動の監視と手動対応 / Microsoft Entra Privileged Identity Management (PIM) による Microsoft Entra ロールと Azure リソースの管理(設定と割り当て)/ グループの PIM / PIM の要求と承認プロセス / PIM 監査履歴とレポート / 緊急用アカウント
- ID アクティビティの監視:サインイン ログ・監査ログ・プロビジョニング ログの確認と分析 / Log Analytics ワークスペース・ストレージ アカウント・Azure Event Hubs を宛先とする診断設定 / Log Analytics の KQL クエリによる監視 / ワークブックとレポート / ID セキュリティ スコア
| あなたの状況 | 想定勉強時間 | 勉強期間の目安 |
|---|---|---|
| ID / アクセス管理の実務が浅い(クラウドの基礎から始める) | 80〜110 時間 | 3〜4 ヶ月 |
| Microsoft 365 / Azure の運用経験あり(Entra は一部のみ) | 55〜75 時間 | 2〜3 ヶ月 |
| Microsoft Entra ID の運用実務経験あり | 30〜45 時間 | 3〜6 週間 |
公式 Study Guide で 4 ドメインの Skills measured を確認し、ユーザー ID の管理、認証とアクセス管理、ワークロード ID、ID ガバナンスの全体像を把握します。SC-300 は日本語で受験できますが、Study Guide は英語版が先に更新されるため、英語版の基準日(2026 年 4 月 27 日)も併せて確認しておくと安心です。用語は Microsoft Entra の製品ドキュメントで裏取りしましょう。
試用テナントで、ユーザーとグループの作成、管理単位の委任、外部ユーザーの招待とテナント間アクセス、MFA と SSPR、条件付きアクセス ポリシー(レポート専用モードと What If を含む)、エンタープライズ アプリケーションの SSO、アプリの登録と API アクセス許可、アクセス パッケージ、アクセス レビュー、PIM を一通り構成します。管理センターで行った操作を Microsoft Graph PowerShell でも再現し、サインイン ログを KQL で追えるようにすると得点が安定します。
SC-300 は「要件に対して適切な認証方式・ポリシー・割り当てを選ぶ」実践型の問題が中心。CloudCamp の SC-300 問題集(500 問)はオリジナル問題で公式 4 ドメインを完全網羅し、ケーススタディ・公式図・PowerShell と KQL・比較表で運用判断を鍛えられます。
- 1 周目:全問を解いて解説と図表・コマンドを熟読
- 2 周目:間違えた問題とケーススタディ・コード問題を再演習
- 3 周目:正答率 85% 以上を目指して総仕上げ
本試験は 100 分で、ケーススタディを含む複数の出題形式が混在します。CloudCamp の本番試験形式準拠の模擬試験(当サイト模試:60 問・100 分)で、ケーススタディを含むペース配分と弱点を確認しましょう。日本語で受験する場合も、公式 Study Guide の英語表記で製品名と用語を最終確認しておくと、訳ゆれのある設問に迷いません。
SC-900 は Microsoft のセキュリティ・コンプライアンス・ID の全体像を Fundamentals レベルで押さえる入門資格です。Microsoft Entra の役割、認証と認可の違い、条件付きアクセスの考え方といった、SC-300 でも土台になる用語をここで整理できます。ID 分野が初めての方は SC-900 で全体像をつかんでから SC-300 に進むと、Entra の設定画面が理解しやすくなります。
どちらも Associate 認定ですが、担当領域が異なります。SC-300 は「誰が・何が、どのリソースにアクセスできるか」を Microsoft Entra で設計し実装する側、SC-200 は Microsoft Sentinel と Microsoft Defender XDR で「発生したインシデントを検出・調査・対応する」運用側です。ID 管理者は SC-300、SOC の担当者は SC-200 が適しています。両方を押さえると、アクセス制御から侵害対応までを一貫して語れるようになります。
SC-100 は Expert 認定で、事業要件と規制要件からセキュリティ機能の組み合わせと優先順位を決める設計の試験です。SC-300 はその前提資格の 1 つで(AZ-500 / SC-300 / SC-200 のいずれか 1 つが必要)、担当領域の実装と運用を問います。SC-300 で Microsoft Entra を手で覚え、SC-100 で設計の言語に翻訳する、という順序が学習効率の点でおすすめです。
- セキュリティの入口から:SC-900 → SC-300
- ID を軸に Expert へ:SC-900 → SC-300 → SC-100
- アクセス制御から運用へ広げる:SC-300 → SC-200
- クラウドと AI のセキュリティ実装も担当する:SC-300 → SC-500
